当時中学1年の女子生徒を誘拐、2年間監禁した元千葉大生・寺内樺風(かぶ)受刑者(逮捕当時23)の事件をご記憶だろうか。2016年3月、東京都・中野区の監禁部屋を抜け出した女子生徒が同区で保護されたことで、事件は発覚。全国に指名手配された寺内受刑者は、少女が保護された翌日に静岡県伊東市で身柄を確保された。自殺未遂を図って、通りかかった新聞配達員を呼び止め「死のうと思ったが死に切れなかった、警察を呼んでほしい」と助けを求めたのだ。 【写真】監禁現場のマンション 事件発覚から5年。そんな寺内受刑者の近況を知るのが、関東地方のある刑務所で彼と寝起きを共にしていたA氏だ。 「川越から来た奴はだいたい運動が大好きになってて、運動会やソフトボール大会もすごい張り切ってやるんですけど、彼はそういう感じじゃなかったですね」 “川越”とは、川越少年刑務所のことを指す。通常、刑事裁判で実刑判決を言い渡された被告