フィリップ・トルシエインタビューの後編である。 話題はJリーグの《ビジョン2030》のなかのひとつである、「日本型人材育成システムで世界5大リーグに名を連ねる」ことが可能であるのかから、日本サッカー協会が掲げる「2050年のワールドカップ優勝」へと移っていく。 トルシエが日本の未来を分析し予測する。(全2回の2回目/#1から続く) ――それではプレーのレベルで、世界の5大リーグに入ることについてはどうでしょうか? 「プレーのレベルで世界の5大リーグに入るということは、具体的には……、今はNo.1がたぶんイングランドで、スペインとドイツ、フランス、イタリア。ではベルギーリーグは、Jリーグと比べてどうなのか。トルコやポルトガル、あるいはモロッコは……。 私が言いたいのは、それは十分に可能だが、代表チームとはまったく関係がないということだ。Jリーグが世界の5大リーグのひとつになっても――プレーの
![「W杯優勝は不可能ではない」トルシエが認めた日本サッカーの可能性と、「FIFAランク1位は不可能だ」の理由(田村修一)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/09e4343d4aab8ef1bde445e0c8d262edb0c9f544/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F1%2Fa%2F-%2Fimg_1af97c0dadedd6f6ceab70fbcf34e7c0235815.jpg)