JR東日本は去年、惜しまれながら引退した上野と札幌を結ぶ寝台特急「北斗星」の2段ベッドなどを再利用した宿泊施設をこの冬、都心に開業することになりました。 発表によりますと、JR東日本の子会社は、「北斗星」の車両の一部を再利用した簡易宿泊施設をことし12月、東京・日本橋で開業することになりました。 具体的には7階建てのビルの一部を宿泊施設に改装し、部屋には「北斗星」で使われていた2段ベッドを入れて、照明なども再利用するということです。多くは寝台列車と同じ一部屋4人で、風呂とトイレは共同となっています。 ターゲットとする主な顧客層は価格の安さを重視する外国人旅行者で、料金は1泊2500円から4000円の予定です。 JR東日本は「外国人旅行者が増加する中、特に都心では宿泊施設が不足している。引退した北斗星のベッドなどを再利用して格安の旅を提供したい」と話しています。