100円ショップに並ぶのは、どれも生育期を迎えた種類。買ってすぐに植えつけ、植え替えしても大丈夫(長田 研) 一流ナーセリー生まれの100円多肉 今やおなじみの100円ショップでは植物も売られている。小型の観葉植物などもあるが、ちまたで熱い人気を誇るのは、なんといってもサボテン、多肉植物だろう。通勤、通学で通りかかるたびに、あるいは定期的に自宅付近の複数の店舗の入荷をチェックする人も少なくないという。では、そのサボテン、多肉植物はどこからやってくるのかをご存じだろうか。 取材班が向かったのは、富士山の南山麓に広がる静岡県三島市。お茶やミカンなども生産される、温暖な地域だ。温室で我々を出迎えてくれたのは、『趣味の園芸』でもおなじみのサボテン・多肉植物の専門家・長田研さん。 長田さんといえば、質、量ともに国内トップクラスのサボテン・多肉植物ナーセリー「カクタス長田」のオーナー。マニアもうならせ