26日午前8時半前、神戸市中央区のJR神戸線元町駅で、ホームにいた神戸市西区の男性会社員(42)が、通過中の野洲発姫路行き新快速電車(12両編成)に飛び込み、衝突した。男性は先頭車両の前面ガラスを突き破って客室内まで入り、死亡。接触した乗客の男性(45)が左腕の骨を折る重傷を負うなど5人が巻き添えになった。JR西日本は京都-姫路間が運転を見合わせるなど、神戸線や京都線などで計40本を運休、計91本が最大2時間50分遅れ、約3万8500人に影響した。 【写真】搬送される負傷者 生田署によると、死亡した男性がホームから飛び込む様子が防犯カメラに写っており、同署は自殺とみている。男性の体は、先頭車両の前面ガラスと、運転士がいた運転室後部の窓ガラスを突き破って客室に入り込み、左腕を骨折した乗客の男性と接触したとみられる。 JR西によると、先頭車両の前面ガラスは厚さ約10ミリと強度があり、運転室と客