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ブックマーク / nextsociety.blog102.fc2.com (7)

  • アニメのクラウドファンディングを考える時に-「バジリスク」のアニメファンドについて

    はじめに 日のアニメにおいて、クラウドファンディングを用いて 製作するケースが徐々に出つつある事を前回の記事で書いた。 日のアニメはクラウドファンディングの夢を見るか? こうしたクラウドファンディングを用いた作品が 作品の内容的にも、商業的にも成功するかどうか。 こればかりは世に問わなければわからない。 そんなアニメにおけるクラウドファンディングについて考える時に 一つ参考にしたい事例がある。それは「バジリスク」のアニメファンドだ。 参考:初のアニメファンドで資金調達 個人向けに1口5万円から 「バジリスク〜甲賀忍法帖〜」は山田風太郎の小説「甲賀忍法帖」を 原作にした、せがわまさきによる漫画。(※原作漫画はものすごく好き) この漫画をゴンゾ(GONZO)製作でアニメ化。 2005年の4月~9月に全24話放送された。 「バジリスク」のアニメ化に対し、ゴンゾとトヨタ自動車等が出資する ジャ

    アニメのクラウドファンディングを考える時に-「バジリスク」のアニメファンドについて
    kaitoster
    kaitoster 2015/05/19
    『ファンドは目標調達額2億4千万円を集めたものの、 投資の償還の一番の大元になるDVDの売上が 損益分岐点を下回る売上枚数に留まった為に 最終的に投資金額5万円に対し、償還額が3万8433円と元本割れとなった』
  • 「Gレコ」最終話は「T(富野)のレコンギスタ」である

    はじめに 「Gのレコンギスタ」最終話を視聴。 ベルり達の冒険がこれから始まるという幕引きだった。 宇宙、月、金星まで行って地球に戻ったベルリが下した結論は、 もう一度世界一周という旅をすることだった。 そして姉のアイーダはクレッセントシップで再び宇宙の旅に出る。 旅する事で得られるサムシングをベルリは、再び手に入れたかったのだろう。 元気いっぱいの未来へ繋がるラストだった。 さて、私が気になったのはベルリの旅の始まりの場所が日のある場所だったこと。 そして旅の道中でベルリが話した老夫婦についてだ。 ピンクの服を着てメガネの老人。どう見ても声を聞いても富野監督自身である。 その傍らにいる女性は、富野監督の奥さんの亜阿子さんであろう。 そしてベルリ達の奥では新幹線のようなものが走り、 さらにその奥には富士山がある。 富野監督、奥には富士山、新幹線のようなものが走っている。 この3つの要素から

    「Gレコ」最終話は「T(富野)のレコンギスタ」である
    kaitoster
    kaitoster 2015/03/28
    確かに神奈川でも小田原を舞台にしたアニメってほとんどないのかな・・・。湘南鎌倉舞台のアニメは沢山あるけど。いわゆるアピールが下手な土地ということか。
  • 「SHIROBAKO」12話の馬の作画について

    SHIROBAKO12話。よかったなぁ。 杉江さん(モデル杉野昭夫)を熱く語る菅野さん(モデル庵野秀明さん)。 その杉江さんの元に武蔵野アニメーションの精鋭が一致団結。 そしてえくそだすっ!の最終話が無事納品。 見事過ぎる、構成だった。 そして難題だったえくそだすっ!の馬の作画シーンも、 編で見せてくれたわけだがちゃんと凄かった。 馬の躍動感、馬らしいフォルム、見事な作画だった。 そしてEDのテロップを見たら、原画に井上俊之さんがクレジット。 おそらく馬の作画は井上さんだと推測。 堀川憲司さんも上手いジョーカーの使い方を使ってきたなぁと思った。 井上俊之さんはP.A.WORKS作品では「有頂天家族」3話で原画を手がけていたわけだが、 堀川さん人脈による縁が「SHIROBAKO」でも見られたわけだ。 菅野さんから、杉江さんを紹介され、 「SHIROBAKO」では杉江さんが描いたとされるシー

    「SHIROBAKO」12話の馬の作画について
    kaitoster
    kaitoster 2014/12/28
    『OVA版「ロードス島戦記」のOP原画を手がけた井上さん。作画で描くのが難しい馬をさも当然のように動かし描いてしまう点で、業界の第一人者であることがうかがい知れる』←本当に馬作画の名手が担当したのか。
  • 失われた何か 「Gのレコンギスタ」5話の画面作りの面白さ-シリアスとユーモアの混在

    はじめに 「Gのレコンギスタ」5話を視聴。 作ではGセルフを巡り、 キャピタルアーミィと宇宙海賊(実質はアメリア軍)が争っている。 キャピタルアーミィ側はベルリ・ゼナム達の救出を口実に 新しいMSを次々に投入させて、クンパ大佐は力を得ようとしている。 宇宙海賊はキャピタルタワーの占領と、宇宙への進出が目的のようだ。 スコード教への疑問もあるようだ。 こうした不安定な情勢下の世界。 カーヒル大尉を始め、前回4話のデレンセン大尉が 自分の部下を7人死なせた事を悔やむ描写を含め、お互いに戦争をやっている。 作のベースにあるのは、人が死ぬシリアスでハードな世界観である。 しかしシリアスでハードな世界観ながら、作はそれだけではない柔らかさがある。 それはキャラクター達が生きること、自分の信念に前向きに生きていること。 例えるなら、EDの「Gの閃光」の歌詞のように、みんな生きている。 次に編中

    失われた何か 「Gのレコンギスタ」5話の画面作りの面白さ-シリアスとユーモアの混在
    kaitoster
    kaitoster 2014/10/25
    『富野さんの絵コンテは、余分なことがいっぱい描いてある。それで、非常に作画受けが悪い。例えば主役が、画面の中央で何か芝居をしますよね、その時に脇の方で、関係ない通行人が何かやっていたりするんです』
  • 戦場ヶ原ひたぎと羽川翼の相違。そして割かれたキャベツとパン-<物語>シリーズ セカンドシーズン2話

    物語シリーズセカンドシーズン 第2話「物語(白)つばさタイガー其ノ貳」を視聴。 とても面白かった。 それは、戦場ヶ原ひたぎと羽川翼と繋がる可能性を描きつつも違う面が 上手く演出されていたからだ。 まずは 戦場ヶ原ひたぎと羽川翼が一緒にシャワーを浴びるシーン。 今回の序盤に挿入された展開。 裸も多くサービスシーン的な意味合いも強いシーンの連続が描かれる。 ただ物語的な意味合いでいえば、このシーンは二人の親密性の強調が描かれている。 この後に一緒の布団で寝て、ご飯をべるのも親密性を描くことの延長。 二人がお互いに近づいた存在としても描かれている。 しかし 戦場ヶ原ひたぎと羽川翼が決定的に違っていたことが、 後半の羽川翼が作った朝でわかってしまった。 どうやら羽川翼は平たくいえば味が無い事でも問題がなく、 もっといえば好き嫌いが無い、興味関心が無いようだ。 ここで前半描かれてきた楽しそう

    戦場ヶ原ひたぎと羽川翼の相違。そして割かれたキャベツとパン-<物語>シリーズ セカンドシーズン2話
    kaitoster
    kaitoster 2013/07/14
    『羽川翼は平たくいえば味が無い食事でも問題がなく、もっといえば好き嫌いが無い、興味関心が無い。前半描かれてきた楽しそうな二人の親密感・一体感から一転。二人の価値観・生き方の相違が描かれ、問われていく』
  • 超圧縮展開のローゼンメイデン1話の構成にみえる望月智充さんの存在

    ローゼンメイデン3度目のTVアニメ化。 今回は、旧原作にあたるコミックバーズ版の総編集。 1話で8巻分相当を纏めてしまう超圧縮展開。 次回からヤンジャン連載の内容になりそうだ。 さてこうした圧縮展開を1話で仕掛けてくるのは驚いたが、 作のシリーズ構成・脚の望月智充さんの存在を踏まえるなら、 超展開の可能性も踏まえていいと思った。 例えば望月さんが手がけた「きまぐれオレンジロード」の1つ目と3つ目のOP。 1つ目のOPは、細かく映像を刻み、245カットに及ぶ構成。 逆に3つ目のOPはたった1カットのみで1分30分の映像を作る。 また1999年に監督をした「セラフィムコール」。 特に望月さんが絵コンテを切った2話では、 部屋内のぬいぐるみ視点から この回のヒロインである寺たんぽぽを徹底して描く。 決してぬいぐるみ視点からはブレない20数分が続くので、 異様な時間・空間感覚に襲われる回だっ

    超圧縮展開のローゼンメイデン1話の構成にみえる望月智充さんの存在
    kaitoster
    kaitoster 2013/07/06
    『今回は、旧原作にあたるコミックバーズ版の総編集。1話で8巻分相当を纏めてしまう超圧縮展開。』←30分で単行本8冊分を一気にやるのはすごいなあ・・・。
  • 「革命機ヴァルヴレイヴ」4話に見る「手」の描写の演出意図

    はじめに 「革命機ヴァルヴレイヴ」4話は「手」の演出が印象的だった。 今回は手の描写の演出意図について書いてみたい。 手の描写の演出意図 指南ショーコがヴァルヴレイヴの手に立ちながら 学生たちをアジテートするシーンにおいて 学生たちを独立の機運に導き、ハルトに向かってピースをした時に 「この回は手がキーワードの一つなんだろうなぁ」と感じた。 強さの象徴であるメカの手の上に乗り、手でピースを行うカリスマ的なヒロイン。 メカとキャラをこの対比で描くのかと、とても感心してしまったシーンである。 そして手の演出描写の意図は、何か掴み取ることをあらわす為である。 今回でいえば独立を掴み取る意志の表現であり、 作のタイトルの一部にもなっている「革命」にも繋がり、 最終的には革命を掴み取る意志を「手」で表現したかったともいえる。 さらにいえば、ピースの形はVの字、ヴァルヴレイヴのVでもある。 以上のよ

    「革命機ヴァルヴレイヴ」4話に見る「手」の描写の演出意図
    kaitoster
    kaitoster 2013/05/04
    回が進むごとに世界を革命するのかと思ったら学園の革命ごっこへとスケールダウンしていくガッカリ感が半端ない。
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