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ブックマーク / kaze-no-katami.hatenablog.jp (213)

  • 青春浪漫 告別演奏會顛末記 14 - 風のかたみの日記

    7.「ごちゃごちゃ言ってんじゃねーよ」アガタは迫力ある顔にものを言わせた (2) ナッパとの夢の合同練習当日、クマはアガタの家へ行き、彼が知り合いから引っ掻き集めてくれたギターアンプ類を二人で、センヌキの父親から分捕った感のある「上野毛NAPスタジオ」までバスに乗って運んだ。 途中、車内でタンバリンを3度も落として思わぬ大騒音を立て、その度に他の乗客から睨み付けられた。いつの世も凡人達は芸術家に冷たい。 漸くセンヌキの家に着くと、もう既にナッパから電話が架かった後だった。 「あれえ、学校に寄って来なかったの? ナッパさんにはもうオタクが行ってるって言っちゃったよ。」 「だってアンプが重くて、とても学校なんか寄れないよ。」 「すぐ迎えに行って。」 センヌキとクマが玄関で話していると、二階から聞き覚えのあるイヤラシイ声が聞こえた。 「俺が行こうか。」なんと何処で嗅ぎつけたのか、アグリーが風邪を

    青春浪漫 告別演奏會顛末記 14 - 風のかたみの日記
    kaiyumaru
    kaiyumaru 2020/05/29
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  • 青春浪漫 告別演奏會顛末記 13 - 風のかたみの日記

    7.「ごちゃごちゃ言ってんじゃねーよ」アガタは迫力ある顔にものを言わせた (1) クマ達はその日、機関誌「DANDY・最終号」編集の為、試験休み中にも拘らず登校した。一番最初に教室に着いたクマは、女子が数名いるのを見て一瞬驚いたものの、すぐに『春休みのクラス合宿の打ち合わせだな』と納得し、何か世間話でもしようかと迷っているうちに、いつの間にか彼女達に背を向けて座っている自分に、相変わらずの不甲斐なさを感じた。否、それ程までに「2-4インケングループ」は、彼の侵入を頑なに拒んでいるかの如く、冷たい雰囲気を辺りに漂わせていたのだ。 ところが、彼がおもむろにボールペン原紙を取り出そうとした時、突然ナッパを始めニッカ、ホナミといった連中が詰め寄って来た。クマは差し迫った危機感に生唾を飲み込んだ。『何だ、何だ、俺は別に何も悪い事はしていないもんね・・・』 「あのう、歌の伴奏はどうなっているんですか?

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    kaiyumaru
    kaiyumaru 2020/05/28
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  • 青春浪漫 告別演奏會顛末記 12 - 風のかたみの日記

    6.「月の法善寺横丁?」クマは首を傾げた 四月から3年生へ進級にあたり、学校側は卒業後の進路に合わせたクラス編成を行う為、「進学」「就職」、そして進学組は「国公立」「私大」の四年制、短大、また夫々理系、文系別の志望調査を行った。 出来れば一日も早く数学と縁を切りたいと切望していたクマとアグリーは、迷わず、とはいえ学費の問題もあるので、無論保護者と相談の上、私大文系を選択した。入試は三教科となるが、英語に自信を持っていたクマには、ある程度勝算があった。因みに当時の私大文系の費用の相場は、受験料1万円、学費年間25~30万円程度、その他入学金として数十万円だった。 センヌキは突然「東大に入りたい。」と宣言、国立文系を選んだ。その理由はといえば、「とにかく東大に入りさえすれば、将来一流企業の何処かには就職出来るはずだから、学生時代一番遊べるのは何と言っても、やっぱり東大だ。」という彼らしく世の中

    青春浪漫 告別演奏會顛末記 12 - 風のかたみの日記
    kaiyumaru
    kaiyumaru 2020/05/26
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  • 青春浪漫 告別演奏會顛末記 11 - 風のかたみの日記

    5.「青山純がいるのに」誰もがそう思った 実質二ヵ月位しかない三学期は瞬く間に過ぎた。その間クマは、オリジナル全8曲からなる一人多重録音のテープ第二弾を、極一部の学友諸君に対し緊急発表し、アグリーも新曲を二つ作った。 アグリーは20世紀最大のメロディーメーカーを目指すと豪語するだけあって、結構キャッチーなメロディーラインを得意としており、それはクマも認めざるを得ないところで、二人の関係は辛うじて「音楽」を通じて繋がっていた、と言っても過言ではないだろう。 一方、アグリーはクマのアレンジセンスや演奏技術に一目置いていた。かって高校1年当初、クマが学校に愛用のギター(S.ヤイリ YD-304)を持って行き、休み時間ケースから取り出すと、すかさず5~6名の男子が集まった。その中でクマがおもむろにP.サイモンの「休戦記念日」というDチューニング(DADF#AD)を使った曲を弾き始めると、一人「サイ

    青春浪漫 告別演奏會顛末記 11 - 風のかたみの日記
    kaiyumaru
    kaiyumaru 2020/05/25
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  • 青春浪漫 告別演奏會顛末記 9 - 風のかたみの日記

    4.「許せない!」クマはジェラシーの炎に身を焦がした (1) フェアウェル・コンサートへの出演依頼に対するナッパの回答は、直接伝えられる事はなく、アガタが何処からかクスねてきた郵便受を、教室の壁に取り付け「DANDY」 投書箱と書いた中に入っていた。 最初にそれを取り出したのは、その時点では未だ正式な編集部員ではなかったアグリーだったが、その時彼は返事が入った封筒とは別に、折りたたんだ便箋を見つけた。そしてそれは前週から 「DANDY」が始めた『夢判断』に寄せられた「夢」であった。 『夢判断』とは言うまでもなくG.フロイトの著書だが、「DANDY」では自分が見た「夢」をクラスメイトから募集し、独断と偏見で勝手な分析を加え紙面に発表する、という触れ込みの企画であった、 しかし尤もその頃、編集部でフロイトを読破した者などおらず、辛うじてクマが、Eフロムの『夢の精神分析ー忘れられた言語ー』に目を

    青春浪漫 告別演奏會顛末記 9 - 風のかたみの日記
    kaiyumaru
    kaiyumaru 2020/05/23
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  • 青春浪漫 告別演奏會顛末記 8 - 風のかたみの日記

    3. 「私は怒っています」ナッパは電話の向こうで泣いた (3) 話が少し遠回りした。機関誌 「DANDY」 の編集が毎週木曜日の放課後に行われている事は既に述べた。そんなある日、現国のテストの答案が返って来た。教員チカン清水は教壇から1人ずつ名前を呼んで返却するのだが、ナッパの時、何を思ったか如何にも嬉しそうに「今回クラスで1番。」と、皆に聞こえるよう大きな声で言い放ったのだった。 一瞬教室にはある種の違和感が漂い、皆が沈黙した。別に妬みや羨望のせいではない。清水教員がそんな事を言うのは今までなかったからだ。ナッパは恥ずかしそうに受け取って席に戻り、皆も我に返ったように拍手した。 早速、その日の 「DANDY」編集では=紙面にまだ余白があったのが一番の理由だが=、センヌキを中心にアガタ、クマの三人で、「S教員との対話」と題し、チカン清水とナッパのスキャンダラスな関係、その他教員の糾弾や揶揄

    青春浪漫 告別演奏會顛末記 8 - 風のかたみの日記
    kaiyumaru
    kaiyumaru 2020/05/22
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  • 青春浪漫 告別演奏會顛末記 5 - 風のかたみの日記

    2.「僕達は週刊DANDYを発行します」編集部一同が宣言した (2) 一方コンサートの方は「2-4 フェアウェル・コンサート」と名をうって機関紙『DANDAY』の紙面を借りPRが始められた。尤もどちらも同じ仲間内での企なので、すべからく自画自賛の世界であった。 例えばクマが書いたキャッチコピー、「ウッドストック、バングラデシュに並ぶ愛と平和と音楽の祭典」とは、幾ら冗談とはいえ、あまりにも大袈裟で馬鹿げたフレーズであり、「あ~ら奥さん 『フェアウェル・コンサート 』ってご存知?」「そりゃ知ってるわよ、お隣でもその話でモチキリよ」「なんたって『フェアウェル・コンサート』 だからして」はアグリー持ち前のハイプな感覚の極致と言えた。 また教室の壁にある掲示板には、クマやアグリーが自宅での学習時間を惜しみなく割いて描いたポスターが貼られ、それによれば祭典の日時は、1974年3月25日、終業式終了後。

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    kaiyumaru 2020/05/19
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  • 青春浪漫 告別演奏會顛末記3 - 風のかたみの日記

    1.「コンサートやらないか」アグリーが言い出した (3) アグリーのソロアルバム制作は手持ちのオリジナルがまだ数曲残っていたが、写真撮影など開始時に無用な時間を浪費し過ぎた為、結局4曲を録音して年の瀬を迎え時間切れとなり、取敢えず終了した。 残りは後にアグリーとセンヌキ二人でベーストラックを録り、アグリーがそのテープとカセットデッキを持ってクマの家を訪ね、リードギター、ボーカル等をダビングする形が採られることになる。 何はともあれ、これまで学校で偶にしか一緒にギターを弾くことがなかった三人は、初めてそこで正式にバンドを組む事にしたのである。バンド名はI,S & N。妙に凝った名前を付けるより、自分達の名字の頭文字を並べただけの方が渋い。との理由であるが、どう考えても当時クマ達が心酔していたアメリカのスーパーグループC, S, N & Y (クロスビー、スティルス、ナッシュ & ヤング)の模

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    kaiyumaru 2020/05/17
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  • 青春浪漫 告別演奏會顛末記 2 - 風のかたみの日記

    1.「コンサートやらないか」アグリーが言い出した (2) レコーディングごっこであるからして、当然スタジオで録音するわけではない。その頃の彼等の小遣いでは学用品を除き、月々LPレコード1~2枚とギターの弦を買う位が精一杯で、レンタルスタジオを借りる余裕など無かった。尤もスタジオ自体、当時はそれ程一般的ではなく数も限られていた。 だが、エレクトリック・ギターをアンプに繋げば大きな音が出る。という点ではプロフェッショナルもアマチュアも違いはない。騒音をまき散らす近所迷惑なギター小僧が、先ずしなければならない事は演奏する場所探しである。 すると幸運にも大学教授をしているというセンヌキの父親が、自宅二階にある20畳程のリスニングルームを、唯単にレコードを聴くだけでは飽き足らなくなった、苦悩する若き芸術家の卵達に開放してくれたのだった。 20世紀最大のメロディーメーカーになる予定のアグリーの処女作の

    青春浪漫 告別演奏會顛末記 2 - 風のかたみの日記
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    kaiyumaru 2020/05/16
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  • 青春浪漫 告別演奏會顛末記 1 - 風のかたみの日記

    1.「コンサートやらないか」アグリーが言い出した (1) 国道246号線、通称玉川通りは世田谷区駒沢を過ぎると多摩川に向かってだらだら坂が続く。その途中、深沢八丁目のバス停から駒沢通りへと抜ける桜並木の道沿いに東京都立深沢高校はあった。 創立から僅か10年足らずの新設校で、都立高校の中では中程度のレベルでありながら、学校群制度が導入されて以降、現役の大学合格率は低下の一途を辿り、生徒の多くは「一浪」さえすれば、といった一種の諦め感にも似た漠然とした不安と、黄昏行く青春に対する淡い期待の中にいた。 そして1973年、円はついに変動相場制に移行し、OPECの原油価格引き上げによる第一次石油危機の嵐が吹き荒れている頃、彼等は高校2年生。 無知で無邪気で恐ろしい程純情で、それでいて妙な自信だけは持っている17歳だった。 その年も押し迫った12月、上野毛のセンヌキの家にクラスメイトのアグリーとクマが

    青春浪漫 告別演奏會顛末記 1 - 風のかたみの日記
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    kaiyumaru 2020/05/15
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  • 連載開始のお知らせ - 風のかたみの日記

    改まって告知する程の事ではないが、以前から考えていた企画を実行しようと思う。実を言うと私には、この「風のかたみの日記」の他に別IDで2016年から始めた創作小説を掲載するブログがある。 だが全く何の予備知識も無いまま見様見真似で「はてなブログ」に立ち上げたものの、読者登録は知人ただ一人。アクセスも無ければ、当然「はてなスター」、ましてや「はてなブックマーク」等にお目にかかる機会もなく、ひっそりと開始し、誰にも知られず終了した。 勿論、内容が稚拙であった事は否定しない。それでも自分で言葉を紡いだ物語ではあるし、何とかして多少なりとも陽の当たる場所を与えてやれないものかと常々考えていたのだ。 因みにこの小説というのは大学1年の夏休み、暇を持て余していた私が、ある事情から急遽書き上げたもので、題して「青春浪漫 告別演奏會(フェアウェル・コンサート)顛末記」。1973年12月から翌年3月までの高校

    連載開始のお知らせ - 風のかたみの日記
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    kaiyumaru 2020/05/14
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  • こんなのあり? - 風のかたみの日記

    先だってひつじ (id:nyanteicafe)さんと二日間に渡り、サイモンとガーファンクルがソロになって以降の曲をYouTubeで紹介し合うというコラボレーションを行った。 実はその際私は、以前から気になっていた事を思い出してしまった。それは所謂「パクリ」=「盗作」問題である。 何と私が崇拝してやまない稀代のソングライターであるところのポール・サイモンの作品をパクった輩がいるのだ。それも日ではかなり著名な音楽関係者なのである。 先ず有名なところでは「いずみたく」という人がパクった作曲したらしい「夜明けのスキャット」なる歌がある。これがもろサイモンの「Sound of Silence」である事はもはや公然の秘密だ。とにかく聞いて頂きたい。 Simon and Garfunkel - The Sound of Silence (1966) 夜明けのスキャット 由紀さおり あまりの類似性にた

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    kaiyumaru 2020/05/12
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  • 一枚の写真 - 風のかたみの日記

    その昔、クレジットカードのCMに「出掛ける時は忘れずに」というキャッチコピーがあった。世界中で通用するという薄っぺらいプラスチック製の板切れさえ持てば、それだけで事足りると謳ったものだろうが、今やスマートフォンがそれに取って代わろうとしている。 勿論スマホの機能はそれだけに止まらず、来の目的であった筈の「電話」は隅に追いやられ、出来る事はある意味無限大とも言っても過言ではない。 そのような中で、ガラケイの時代から備わっていた「カメラ」は進化し続け、解像度等の基的スペックの向上はもとより、各種アプリとの組み合わせによる様々な画像処理等、単体のデジタルカメラに一歩も引けを取らないところまで来ている。 かく言う私も常にスマホを持ち歩き、カメラもよく利用しているが、今回、今週のお題「カメラロールから1枚」を書くに当たって、先ず自分の iPhone を覗いて驚いた。そこには何と「写真:5,387

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    kaiyumaru 2020/05/08
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  • GW特別企画(ひつじ さんとコラボ 2) - 風のかたみの日記

    第2回 ART GARFUNKEL 特別企画2日目はご存知S&GのG、天使の歌声・アート・ガーファンクル。何故「天使~」という冠詞が付くのかは、それこそ歌声を聞いて貰えれば判るのではないかと思う。 ja.wikipedia.org 今日、「ひつじ」さんの「Nyan て Wan だふる音楽箱」が選らんだ曲はこちら。 storyofthesugar.hatenablog.com ふっふーん、いつもながら鋭い選曲。何と3曲も被っていたので急遽変更。散々迷った結果がこれ。 Art Garfunkel - Travelling Boy Art Garfunkel : Break Away Art Garfunkel - I Only Have Eyes For You Art Garfunkel - All My Love's Laughter Art Garfunkel - Watermark と

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    kaiyumaru 2020/05/06
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  • GW特別企画(ひつじ さんとコラボ 予告) - 風のかたみの日記

    「年寄りの朝早い」とよく聞くが、かく言う私も年々早起きになり、今や午前4時には目覚めてしまう。尤も昔のように、深夜まで飲み歩く事をしなくなったお陰で寝付くのも早く、消灯は遅くとも午後11時である。(偶に明かりを付けたまま寝落ちもある) 朝のルーティンは、枕元に置いたノートパソコンでメールやニュースのチェックと「はてなブログ」で読者登録したブロガー諸氏のページの巡回などを行う。 その中で6時30分になると、私は決まってここにアクセスする。 🎧♪。.NyanてWanだふる音楽箱.:♪🎵 MOZART HEROES - 🎧♪。.NyanてWanだふる音楽箱.:♪🎵 https://t.co/mWriSLrOFg— OM-42PS (@katamiwake) 2020年5月2日 ここは「ひつじ」さんという方が管理するブログで、専ら好きな洋楽のYoutubeを紹介しているのだが、とにかくその

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    kaiyumaru 2020/05/04
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  • おうち時間で激レア体験「266秒 欧州の旅」 - 風のかたみの日記

    新型コロナウイルス禍の影響で温室効果ガスの排出量が大幅に減少し、大気汚染が改善されているらしい。まさか今回のパンデミックが地球の自浄作用ではあるまいが、グレた不登校の少女はこの現実を如何に受け止めているのだろうか。 そして私は、そのキレイになった筈の空気の中で、マスクをしなければならない事に若干の矛盾を感じながら、引き続き今日もSTAY HOMEに努めている。 風薫る季節、来であればツツジや藤の花を愛でていたであろうこの時期を、家に閉じこもって過ごすのは何とも切ないが、誰もがそれぞれのやり方で耐えているのであるから、不平不満を言う筋合いではない。 舘林 つつじヶ丘公園(2019.3) 川口グリーンセンター(2019.3) ところでこの大型連休、恐らく多くの人達が旅行を計画していたに違いない。しかし今や海外はおろか県境を越える事さえままならない状況だ。 そこで今回は、今週のお題「#おうち時

    おうち時間で激レア体験「266秒 欧州の旅」 - 風のかたみの日記
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    kaiyumaru 2020/05/01
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  • 桜前線異常なし - 風のかたみの日記

    唐土を発した疫病が如何に猛威を振るおうと、時は流れ季節は廻り来る。枝木に萌える鮮やかな新緑、頬にそよぐ柔和な風、窓辺に咲いた薫衣草の香り。移ろい行く景色の彩りを、君は今誰と見ているのだろう。 なんちゃって。柄にもない書き出しで始めてみたが、それにしても春から初夏へと向かうこの清明という節気を、唯ジトーっと家に閉じ籠って過ごす事になるとは、一体誰が予想出来ただろうか。 しかもこれだけ科学が進んだ現代で、ウイルス感染を抑える有効な手段が「外出を控える」だったとは、ある意味至極解り易く、そして何とも心もとない。それでも我々は皆、頑なにSTAY HOMEを守っているのである。 ところで、かかる状況下、すっかり忘れ去られた感の桜前線だが、まだ日列島を北上中だったのだ。 しかし主だった花見の名所は既に閉鎖され、これから満開を迎える地域の人達の心情は察するに余りある。 今年私は、たまたま「安行寒桜」な

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    kaiyumaru 2020/04/28
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  • パン屋再々襲撃 - 風のかたみの日記

    たとえSTAY HOMEを守り大人しく家にいたとしても、時間が経てば腹は減る。そこで事の話だが、私はめったに米の飯はべない。別に嫌いな訳ではなく、例えばオカズが甘塩鮭、厚焼き玉子、辛子明太子、アオサ海苔の味噌汁、etc.という朝餉ならば勿論OKだ。(但し納豆は必須ではない) だが私の主は、昔誰かが言ったという「貧乏人は麦をえ飲め」に従い、基的に流動のビールであり、それ以外は専らパン。偶にパスタや蕎麦、素麺もべたりする。 これは子供の頃「味噌汁を吸っていては物のロックは出来ない」という愚かな発想から始まった習慣で、今更変えようもない。 ところで、一口にパンと言っても千差万別である。私は所謂フランス・パンに代表される外側(クラスト)硬い系が好みで、お供は断然バター派。それも無塩バターに限る。尚、トランス脂肪酸マーガリンは一切使わない。また最近はオリーブオイルをつけるお洒落な人も

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    kaiyumaru 2020/04/24
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  • MUSIC IS MY LIFE - 風のかたみの日記

    緊急事態宣言下の4月20日午前5時39分、緊急地震速報のあの恐怖を煽るような音が鳴った瞬間、私の脳裏に一瞬だけ「日が終わる」という考えがよぎった。 勿論そんな事はあり得ないし、あって貰っては困る。否、困るなどというレベルの問題では無い。 幸い震度は4程度、津波の発生もなく事無きを得たが、仮に東日大震災の規模であったとしたら、と想像すると、その後の展開を鑑みれば「日が終わる」との妄想も、あながち杞憂とは言えないだろう。 しかも、それが現実に起きたとしても何の不思議もないのである。改めて慄然とせざるを得ない。 これは確かに悲観的過ぎると思う。しかし連日のように悪いニュースばかりが流れる現状では、どうしても発想もネガティブになってしまう。 「これではいけない。こんな時こそ気持ちを鼓舞する何かが必要だ」ならば何をどうすればいいのか。 するとそれに呼応するかのように、内外のアーチスト達がそれぞ

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    kaiyumaru 2020/04/22
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  • わたしの部屋 - 風のかたみの日記

    久し振りに今週のお題について書いてみようと思ったが、既に締め切られたかも知れない。因みにそのお題とは「わたしの部屋」 かってオーディオ機器のCMソングで「♪この部屋は僕の荒野です このひと時が僕の旅です♪」という歌が流れた。歌っていたのは当時人気絶頂の吉田拓郎。私は彼のファンではなかったが妙にこのフレーズが頭に残っており、期待せずにYoutubeを探したところ何とアップされていた。 吉田拓郎 「僕の旅は小さな叫び」(1972年 テクニクスCM曲) 約半世紀振りに聞いた割には残念な事にあまり感動はしなかった。しかし自分の部屋の中で旅を夢想するというシチュエーションは、何となく今の状況に通じるものがあるようにも思われる。 ところでこのところ私は何をしているかというと、専ら「テープ起こし」に勤しんでいるのだ。勿論講演会等を文書化する訳ではなく、昔、自宅録音した楽曲をデジタル化する作業。 因みに私

    わたしの部屋 - 風のかたみの日記
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    kaiyumaru 2020/04/16
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