子供達はトランプを始めた。 幸星は六年男子という事もあり最近はこのメンバーと遊ぶことはめっきり少なくなったが、今日は気を使ってるのか、空気を読んでるのか、楽しく女子の輪の中で楽しんでいる。 もっとも幸星は亜夢が何より可愛いから、亜夢の為にも楽しんでるところは大いにある。 「亜夢、ジョーカー取っても笑うなよ」 「うん」 「今は誰がジョーカー持っているのでしょうか!?」 お互いにポーカーフェイスを決め込んでるが、亜夢の目だけが完全に笑ってる。 「亜夢笑ってるじゃん!もうばればれだね 笑」 「亜夢ちゃんて本当可愛いよね」 「いやいや、上条家こそ美人姉妹じゃん!でも同性の兄弟、姉妹のほうが仲いいのかもね」 「何言ってるの!杉浦家の兄妹の仲の良さは羨ましいよ。ねぇ、本当にまだ一緒にお風呂入ってるの?」 「そうなのよ、幸星はもうそろそろ恥ずかしがる歳なんだけど、亜夢がねぇ…もう100パー兄ちゃん子でし