畑辺三千夫機長が乗り込み、ホノルルから到着した日本航空のジャンボ=2月28日午後、成田空港、高橋友佳理撮影ラストフライトを終えた日本航空ホノルル便のジャンボ機=1日午後1時13分、成田空港、高橋雄大撮影 「ジャンボ」と親しまれ、空の大量輸送時代のきっかけになったボーイング747型機の運航を、日本航空が1日で終えた。午後に成田に到着した2便が最後になった。 最大で500人以上を乗せられるジャンボは、羽田など主要空港の発着枠に限りがあった日本で歓迎された。1970年代から日航、全日空が競って導入した。中でも日航は、一時80機以上を所有する世界最大の利用会社だった。国内線の短い路線を頻繁に飛ばすため、数多くの離着陸に耐えられるよう部品を強化した専用の機体も開発された。 一方で、エンジンが四つあって燃費が悪いこともあり、日航では経営破綻(はたん)の一因にもなった。 日航でジャンボの運航乗員