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孤族と東日本大震災に関するkaja1972のブックマーク (2)

  • asahi.com(朝日新聞社):無縁あらわにした震災 「孤族の国」3・11から―1 - 社会

    印刷  震災に吸い寄せられるように、被災地を訪れる人たちがいる。  7月上旬の深夜、仙台市中心部の公園。真っ暗なベンチに一人の男性が座り、宙を見つめていた。荷物は小さなキャリーバッグだけ。仕事を求め、名古屋から来た労働者だった。  44歳、独身。両親は他界し、故郷の大阪に住む兄とは20年以上、連絡をとっていない。派遣の仕事を転々としていたが、昨年末から生活保護を受けている。  そんな彼に、震災はチャンスに映った。がれき処理の仕事に手を挙げ、仙台へ。しかし、実際の仕事は家屋の解体だった。日当7千円。契約途中で辞め、ネットカフェや公園で寝泊まりを始めて5日がたった。 (続きは朝日新聞紙面、朝日新聞デジタルでお読みください)     ■  朝日新聞が昨年末から始めた連載「孤族の国」は、人のつながりが変化し、社会から孤立する人々が急増していることに焦点をあてた。東日大震災という未曽有の災害が列島

  • asahi.com(朝日新聞社):心の帰る場所流されて 「孤族の国」3・11から―4 - 社会

    印刷  眠れぬ夜が続く。  ネイルサロン開設の夢に向けて、4月から簿記を学び始めていたのに。東京都足立区の阿部明奈さん(27)は、医者の勧めで5月半ばから休んでいる。  東日大震災の10日後、故郷の岩手県大槌町に息子(5)と娘(4)を連れて入った。祖母や兄の連絡が途絶えていた。  実家があるはずの場所にあったのは、見覚えのあるれんが造りの土間だった。玄関だ。土台の枠しか残っていない家を、記憶を頼りにたどる。ここは茶の間、ここはおっかぁの部屋。  がれきを前に泣いた。     ■  「おっかぁ」とは、祖母のソヨさん(77)のことだ。両親が離婚し、代わりに自分を育ててくれた。  高校を卒業して、18歳で東京に出た。岩手にはない仕事があり、夢をつかむチャンスがあると信じた。都内の飲店や魚市場で働きながら、21歳で結婚した。2人の子が生まれたが、3年前に離婚した。  交通費を工面できない時を除

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