話すこと、書くこと、そして思考を図に表して理解する。当たり前で簡単なようだが、意外と訓練していないとうまくいかない。では、それを習得した場合のメリットとは。それは、相手とコミュニケーションにおいて誤解が少なくなること、より理解できるようになること、伝えるための道具になること、といったことだ。ITエンジニアに必須のコミュニケーションスキルの土台を、言語を図解化することで理解しやすく構築しよう。 ■理解するための図解言語 図解という言葉は、プレゼンテーション技法の1つ、相手に伝えるための技法といった形で使われるようになった。 だが、今回紹介する図解言語は、直接相手にプレゼンテーションをするためのものではない。それ以前の段階で言葉や思考を図解化することで、自分自身の理解と思考を早め、相手の理解も容易にするためのものである。 では、その言語、技法を学ぶことがなぜコミュニケーションスキルの土台を作る