永禮(ながれ):この『強い会社は社員が偉い』という本を基に今回の連載は始まりました。お客さんとの接点は基本的に社員です。その社員が元気に活躍している会社は強いのです。ではその強さを実現するためには、経営とか人事はどうしたらいいのか、という観点からこの本をまとめました。この本の中には企業の具体的な取り組みを書いてきたのですが、会社では日々新しい試みがされています。具体的な事例に関しては、もうちょっと突っ込んだ話が欲しいと思って、連載を始めました。今日は、まさにこの「社員が偉い」というコンセプトを具現化した会社と聞いてやってきました。 黒越:よろしくお願いします。お話をする前に1つだけ。僕たちは言葉に対してものすごく神経を使っています。単語1つで社内に与えるインパクトが全然違うからです。社内だけで通用する独自の言葉が外部に出る場合は、誤解を生む場合もあるのです。“かっこいい”ことを言ってしまっ
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