ブラウザーを利用しているとき、ユーザーのIPアドレスは、ウェブサイトやオンラインサービス、それに悪意ある攻撃者から丸見えだ。攻撃者はその情報を利用して、追跡などのプライバシー侵害行為を実行できる。 一方、IPアドレスはトラフィックのルーティングや詐欺の防止などにも必要なものだ。 そこで、「IP Protection」(旧称「Gnatcatcher」)と呼ばれる機能が「Chrome」ブラウザーでテストされることになった。これはBleeping Computerが最初に報じたもので、GitHubにおけるIP Protectionの説明文には次のように書かれている。「ブラウザーベンダーはさらなるプライバシー機能をユーザーに提供しようと取り組んでいるが、ユーザーのIPアドレスを利用すれば、その発信源の垣根を越えてユーザーの活動を関連付けるという、他の方法では不可能な行為が今でも可能だ。時間をかけて