記者が最初にGoogle Chromeを触った時の第一印象は,「速い! 今までよりGmailがサクサク動く」というものだった。グーグルの説明によれば,この速さには「V8」という新しいJavaScriptエンジンが寄与しているという。 そこで,実際に他のWebブラウザに比べてどの程度JavaScriptの処理が速くなったのか測ってみた。測定に使ったのはThe WebKit Open Source Projectが提供しているJavaScriptのベンチマーク・サイト「SunSpider 0.9」。ちなみに,WebKitはGoogle Chromeのほかに,アップルのSafariでも採用されているオープンソースのHTMLレンダリング・エンジンだ。 比較対象としたのはFirefox 3.0.1,Internet Explorer(IE) 7,同 8ベータ2,Opera 9.5,Safari 3.