2014-05-20 ギブミー日記! (今日は真面目な話です) 大きなマンションの前を通りかかって見上げてみる時に、あの部屋のひとつひとつに人が住んでいてひとつひとつの人生があそこにあるんだなあと、そんな風に思います。 電車に乗っている時には、ここにいる人のそれぞれにそれぞれの感情があるのだなあと、そんな風に思います。 人が生まれて死ぬまでに起こることはひとつの長い物語で、またその人の過ごす一日いちにちもひとつの短い物語だとしたら、わたしは数多の物語に囲まれて生活していると言えます。でもわたしはすれ違うだけの人々の物語を知り得ません。近しい人の人生の物語も、あらためて考えると概要しか知らなかったりするのです。 誰かの心に一旦浮かんだけれども人に話すでもなく心のうちにしまっておいたような感情や体験の中には、綺麗なものや滑稽なものやどす黒いものや、あれこれあったはずです。でもその人の命