サーティワンアイスクリームのなりたち 我々が考えたサーティワンアイスクリームのなりたちは1975年、アメリカ南部で始まる。この話は全部妄想なのだが、当時22歳だった青年バスキン・ロビンスはある一つのほとばしる熱いパトスを抱えていた。 「男だってアイスクリームを食ってもいいじゃないか」 そう、当時のアメリカではアイスクリームは女子供の食べ物。アイスが大好物のバスキン・ロビンスは毎回こそこそとアイスクリームを食べていた。バスキン・ロビンスは身長190cmの大男。こっそり食べるのも至難の業であった。そして彼にはもうひとつ大きな不満があった。 「なぜアイスクリームというやつはコーンに小さな丸いのがひとつ乗ってるだけなのだ。そしてそれはいつもバニラ味だ」 男だってアイスクリームを堂々と食べてもいいじゃないか。色んなフレーバーのアイスクリームをたくさん、たくさん心の赴くままに食べたっていいじゃないか。
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