2016年8月8日のブックマーク (2件)

  • 老いていく町 - 思惟ノート

    * 数年ぶりに実家に帰った。 8月の田舎町はうだるような暑さだった。 そう、私の実家は、なかなかに田舎だ。 よく遊びに行った隣町さえ、帰省するたびにシャッターで閉ざされた店が増えている。私が子どもだった時分には栄えて見えたものだったが。 もちろん交通の便も悪い。ハワイにでも行く方が時間がかからないだろう。せっかく休みを取っても片道の交通だけで丸一日潰れる。そんなわけで、実家にいられたのは二日程度だった。 そのうちの一日目は祖母の様子を見るため、午後から祖母のもとへ向かった。齢90を超えているというのに元気なものだった。祖母と話している間、私はずっと祖母の手を握っていた。老人特有の脂の少ない乾燥した手。たるんだ皮膚の柔らかさがなんとなく好きだ。 長生きしてくれよと私が言うと、祖母は、お前も元気にしてないといかんぞ、と私の手をパシンパシンと叩いた。 祖母のもとを発ち、実家に戻るともう日が暮れて

    老いていく町 - 思惟ノート
    kalkwater
    kalkwater 2016/08/08
    故郷に対する気持ちについて。
  • 天皇陛下がお気持ちを表明 | NHKニュース

    「生前退位」の意向を宮内庁の関係者に示している天皇陛下は、8日、ビデオメッセージでお気持ちを表されました。 私も八十を越え、体力の面などから様々な制約を覚えることもあり、ここ数年、天皇としての自らの歩みを振り返るとともに、この先の自分の在り方や務めにつき、思いを致すようになりました。  日は、社会の高齢化が進む中、天皇もまた高齢となった場合、どのような在り方が望ましいか、天皇という立場上、現行の皇室制度に具体的に触れることは控えながら、私が個人として、これまでに考えて来たことを話したいと思います。  即位以来、私は国事行為を行うと共に、日国憲法下で象徴と位置づけられた天皇の望ましい在り方を、日々模索しつつ過ごして来ました。伝統の継承者として、これを守り続ける責任に深く思いを致し、更に日々新たになる日と世界の中にあって、日皇室が、いかに伝統を現代に生かし、いきいきとして社会に内在し

    天皇陛下がお気持ちを表明 | NHKニュース
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    kalkwater 2016/08/08