フロム・ソフトウェア代表取締役社長、ディレクター。氏の手掛けるゲームはいずれも世界中で高い評価を得ている。“GoldenJoystick Awards 2018”において、LifetimeAchievement Award(生涯功労賞)を受賞。 大規模なゲーム制作における開発体制の進化 ――まず、現在の開発状況をうかがえますか? 宮崎そうですね。ほぼ完成していまして、最後の調整を行っている段階です。 ――宮崎さんの中で、本作の手応えはいかがでしょうか。 宮崎本作に限った話ではなく、いままで作ってきたすべてのタイトルでもそうだったのですが、開発末期から発売までの間は、どうしても不安のほうが大きくなってしまいますね。なので、あまり好きな時間ではありません(笑)。 ただ、本作を作るにあたり「シンプルな冒険感みたいなものがあるといいな」と考えていて、そこはある程度実現できたのではないかと思います。