かつて、様々な動物たちを“ゆかいな仲間たち”と呼び、仲間たちとの愛溢れる共同生活を披露し、動物愛に対する情熱と、ちょっぴり特異なその行動で、お茶の間から絶大な支持を受けた男がいた。その男の名はムツゴロウこと畑正憲。 動物愛が爆発するときに見せる屈託のない笑顔からか、男には“優しい動物オジさん”というイメージが定着。しかし、その堅固たるイメージはマスコミが作り上げた虚像に過ぎなかった…。 1 2 3 4 5 6 ── 麻雀といえばムツゴロウこと畑正憲先生(以下、先生)にお話を……。 ムツゴロウ:「(さえぎって)ひとつ聞きますけど、あなたは、麻雀を打つんですか?」 ── え!? あ、そんなには強くないんですけど……。 ムツゴロウ:「(さらにさえぎって)打つんですか?と聞いてるんですよ」 ── あ、はい。打ちます。 ムツゴロウ:「じゃあ、私の話がわかるんですね?(ギロリ)」 ── せ、精一杯努力