人生はコミュニケーションの積み重ね。そのなかでの言葉の使い方、ニュアンスの採り入れ方によって友人関係ばかりか仕事や出世なんかにも影響が出てきてしまうのだから、本当に「コミュニケーションあなどるなかれ」だ。 そんな現代社会のなかで重要な役割を持ちつつあるのが絵文字だ。笑顔、動物、ジェスチャーだけでなく、肌の色、言語、宗教など、現在の多様性を示すものとして、絵文字はいまも人と人のあいだを飛び交っている。 そんな絵文字にも原点がある。栗田穣崇(くりたしげたか)は1990年代後半にNTTドコモに勤務し、現在の絵文字のルーツとなる絵文字を生み出した。それらは現在、MoMA(ニューヨーク近代美術館)に収蔵され、デザイン史のなかに記憶されるまでになった。 ここでは、その栗田氏本人と、電子工作ギャルユニット「ギャル電」として活躍し、若い頃に絵文字を活用した経験を持つきょうこを招き、絵文字開発秘話、思い出な