自分がかつて若くて女でしかもフリーランスという三重弱者として受けた侮辱や嫌がらせの数々。忘れられません。しかし一方で若い女ということで受けた優遇もあります。そのどちらの不均衡も気にしないでにっこり笑ってうまくやって行くのが大人なのだと叩き込まれて生きてきました。自分がADHD傾向があることも手伝い、上手にできたと思ったことはほとんどなく(他にも上手にできないことは山ほどありますのでそのうちのひとつですね)、ぎこちなく不器用にやり過ごそうとして隠遁を志向するようになり、山に入って山姥になりたいと30歳くらいからずっと思ってきました。 本書は"自分を壊し続ける内なるおっさんを自分から、そして社会から全ての人からアンインストールするには"という小島さんの問いに対して、五人の識者と対談し、答えを導き出してゆく形式をとっています。五人それぞれの視点に自分の内なるおっさんに気づかされるヒントがある。ク
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