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ブックマーク / yashio.hatenablog.com (41)

  • 小説の商業出版にいたる顛末:八潮久道『生命活動として極めて正常』 - やしお

    小説(短編集)が来月(2024年4月)にKADOKAWAから出版されることになった。その顛末やいろいろ思ったこと等のメモ。 ※このエントリはKADOKAWAの担当編集者や広報に見解を求めて書いていない。「私のケースはこうだった、私からはこう感じた/こう見えた」を記録している。勘違いされるといけないので念のためお断り。 概要 カクヨム(小説投稿サイト)で年に1~2作ほど小説をアップしていた。それ以前のブログ時代からだと20年くらい書いていた。 カクヨム経由でKADOKAWAから単行の刊行の打診があった。カクヨムに過去に投稿した作品5編と、書下ろし2編を加えて短編集とすることになった。 著者側の実作業としては3ヶ月弱程度。 アマチュア時は単に「作品」でしかなかったけど、今回は同時に「製品(商品)」の側面が出てきて色々新鮮だった。 自分が書いたものが物理的なになるのは、単純にうれしい。 目次

    小説の商業出版にいたる顛末:八潮久道『生命活動として極めて正常』 - やしお
    kamanobe
    kamanobe 2024/03/02
    同一人物だったのか。このエッセイ?コラムも興味深い。御本楽しみです。
  • 「わざわざカミングアウト」と言えて他愛ない人達よ - やしお

    「AAAの與真司郎氏がゲイであることを告白した」ニュースにまつわるあれこれと、個人的なこととかのメモ。 【全文】「AAA」與真司郎さん、ゲイだと公表「自分を愛することが一番」ファンに向けた言葉:東京新聞 TOKYO Web 「わざわざ」カミングアウト Twitter(X)の右派アカウントが「いつも思うんだが、個人的な話だから黙ってればいいのに何でわざわざカミングアウトするかね。」とこのニュースに対して投稿して、1万以上のいいねを集めていた。 これって、「『自分は異性愛者だ』とは『わざわざ』言わないのに変だよね」という、いにしえからある言われ方だけど、どうして「わざわざ」言う必要が(異性愛者とは違って)生じる状況になるのか、という問いを無視しないと言えない話で、あまりに無邪気過ぎるか、ずるいかどっちかだなといつも思う。 リプ欄で「落ち目だから話題作りのためにしているだけ」とか、「ビッグウェー

    「わざわざカミングアウト」と言えて他愛ない人達よ - やしお
    kamanobe
    kamanobe 2023/07/30
  • 手柄よこどり人の作法 - やしお

    会社ではありがたいことに、自分より他人の功績を強調するタイプの人が多いが、真逆の人もたまにいる。 テレビドラマなどに登場する「手柄を横取りするキャラ」は、「人が意識してやっている」「上昇志向が強いので人を蹴落とそうとする」という描かれ方が多いかと思う。現実にそのタイプの人を見ると、もっとナチュラルに、たぶん人は無意識に、気で「自分のおかげで物事がよく進んだ」と信じてやっているようだと思った。 「手柄の横取り」のベースに我の強さや、他者の自尊心の軽視などもあって、その辺をある程度類型化してみようと思った。 行動様式・特徴 人の発言やアイデアを自分が気付いたかのように言う。 話の流れと無関係なトピックを無理やり(人の話を遮ってでも)ねじ込む。自分のフィールドに持ち込もうとする。 「この場で自分が一番わかっている」をアピールする。 意見を否定されると攻撃と認定して、徹底的に反撃しようとする

    手柄よこどり人の作法 - やしお
    kamanobe
    kamanobe 2022/12/22
    つら。
  • さようならマインスイーパ、君は美しい。 - やしお

    そう、人は失くして初めてその大切さに気づく。愚かで哀れな生き物なのだ。 XPからVista、そして7へとその住処を変えたマインスイーパが自らの装いを変えた時、我々は無垢だった彼女がもうそこにはいないと知って胸を痛める。艶やかに着飾って成長した彼女を見て褒めそやす者たちの無知に向かって、何もわかっていない、お前たちは彼女を何も知らないと呪詛を唱え続けたところでむなしい。 我々はひたすら愚かなのだ。かつての彼女の素朴さが放つ真の軽やかさとの交歓を、失って初めてかけがえのないものだったと知ったのだ。 しかしもう遅い。彼女はガールからレディへと生まれ変わった。しかもそれはVista、すでに7年も前に。ただXPのサポートが切れるまで、消費税が上がるまで、愚鈍な我々は彼女の夢の残像と戯れていたに過ぎない。 あか抜けない田舎の少女だった君は、 当にきれいになったと思う。 野暮ったかった君が今では品のあ

    さようならマインスイーパ、君は美しい。 - やしお
    kamanobe
    kamanobe 2022/08/01
  • 自分自身をニュースサイトにしない - やしお

    SNSでもブログでも、時事的な事柄・ホットな話題への反射的な言及が自分自身では減ったと感じている。気を付けてそうしているというより、そうすると自分が嫌になる・苦しくなる、という心理的なハードルが上がって勝手にやらなくなってきている。 この「気分」は個人的なものだけでなく、全体の風潮の影響も受けていて、一定の一般性があり得るかもしれない。現時点で「どういう気持ちがあるのか」を書き残すといいかもと思ってメモ。 炎上加担の功罪 「ホットな話題への言及」には利点/欠点の両面がある。 「不正義・不条理で苦しめられた」などの案件が、炎上で是正されるケースもよくある。 企業・行政vs個人で、昔なら個人が一方的に不利益を押し付けられて終わりのケースで、個人が救われたりする。 一方で「実は不正義じゃなかった」案件の炎上に参加して、意図せず加害行為に加担してしまうケースもあり得る。 例えば、草津町議が町長から

    自分自身をニュースサイトにしない - やしお
  • 「そうなれたかもしれない自分」を体現する他人から目をそらす - やしお

    他人に嫉妬を覚えて、嫉妬している自分自身も嫌になる、という体験はそれなりにありふれている。 ある程度は、嫉妬している機序を丁寧に追うことで、妬ましさを羨ましさに転換できたりする。自分がその人の何を妬ましく思っているのか特定して、嫉妬を羨望に変えられれば、苦しさからある程度は免れられる。 それでも時々、羨望に変えることもできずに、その人を見るとどうしようもなく自分が嫌になって耐えられない、というような他人がいたりする。 先日テレビ番組で、指原莉乃氏とフワちゃん氏が、「誰とは絶対に言わないが、自分にもそういう人がいる」と言っていた。救済と絶望が同時にあるような話だと思った。 「さしフワご相談ナイト」(3/1放送)という番組名で、指原・フワ両氏でお喋りするというコンセプトだった(フワちゃん自身が企画した)。「ご相談」とある通り、二人への相談を募り、相談者も実際にリモートで登場しながら二人がその相

    「そうなれたかもしれない自分」を体現する他人から目をそらす - やしお
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    kamanobe 2022/03/27
  • 逮捕にそなえる人生継続計画 - やしお

    実際に逮捕・起訴された人の事例をいろいろ読んでみると、普通に生活・仕事していてもされる時はされるんだと思う。 痴漢冤罪や荷物すり替えで違法薬物の運び屋にされるなどの巻き込まれケースだったり、もともとルール(法律・運用)が曖昧なグレーゾーンが拡大解釈で突然咎められたり、捜査機関の描いた架空のストーリーの登場人物にされたり、人は犯罪の意識が希薄だったり、色々ある。 逮捕・起訴されると人生に大きなダメージを被る。会社なんかで災害を想定してBCP(事業継続計画)を事前に立てたりするけど、それと同じような感じで、万が一逮捕された場合でも「こうなる」をそこそこ認識して「こうする」を事前に決めておければ役に立つかもしれないと思うようになった。 概要 弁護士選び 逮捕~裁判の流れ 逮捕 逮捕後 留置場・拘置所 取調べ・調書 捜索差押 勾留請求・勾留質問 裁判 世論形成・名誉回復 参考事例・参考文献 概要

    逮捕にそなえる人生継続計画 - やしお
  • 嬉しかった買い物、コロナこわかった話など2021 - やしお

    さっきまで2020年の年末だったのに、いきなり2021年の年末になっていた。実感としてはその通りだが、振り返るとたしかに色々あった。そういう「色々」も時間が経つと忘れていくので自分のためのメモ。 ただ総じて大きな変化のない一年で、「一瞬だった」という感覚も、そこに起因していると思われる。 買い物 コロナで旅行などへのお金は使わないし、家にいる時間も多いし、今年は「自宅を快適にするもの」を色々買ったりした。 【洗器】 器洗いがあまり苦ではなく、欲しいと思っていなかった。そんな人間でも導入したら「楽だ」と思った。 iPad登場時も「PCで出来るから不要」と思っていたが、会社の同期に勧められて買ったら「家のどこにいても使える」はPCとはまるで別の体験だと感じたのを思い出した。 もし洗濯機が出てきた時に生きていたら「手で洗えばいいから不要」と思うタイプの人間だったのかもしれない。 「でかい」「

    嬉しかった買い物、コロナこわかった話など2021 - やしお
    kamanobe
    kamanobe 2021/12/31
    "昨年12月に事前のオンラインイベントが開催され、妻は視聴したが、視聴者は400人程度だったという。アーリーアダプターだ" ヒット前夜のモルカーイベント…!
  • 新型コロナワクチン時系列 - やしお

    現在のワクチン 現在世界で承認している国が多いものは以下の8種類ほど。 日はファイザー、モデルナ、アストラゼネカの3種を承認済み、J&Jが承認申請。 【mRNA】 ファイザー(米)(ビオンテック:独) モデルナ(米) 【ウイルスベクター】 アストラゼネカ(英)(オックスフォード大:英) ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)(米) ガマレヤ研究所(露) セラム・インスティチュート・オブ・インディア(SII)(印) 【不活化】 シノバック(中) シノファーム(中) 概要 20年1月:感染が世界に拡大 1~2月:各国で開発開始 3~4月:臨床試験開始 5月~:量産体制構築 6~8月:各国政府が製薬会社と供給契約を結び、確保競争 11月:ファイザー、モデルナ、アストラゼネカが臨床試験完了 12月:米英EUなど接種開始 中国ロシアは欧米と動きを異にしている。 米国等へワクチン情報を狙ってサイ

    新型コロナワクチン時系列 - やしお
  • 被害者意識を掻きむしる気持ちよさと陰謀論 - やしお

    陰謀論に染まらないためには、被害者意識とそこからくる怒りを上手にいなしていくことがとても重要なんじゃないかと思っている。その被害者意識は苦しさばかりではなくて、ある種の気持ちよさもあるせいでハマると抜けるのが難しい。 陰謀論ほど極端でなくても、保守主義やリベラリズム、反差別主義や差別主義など、方向性や結論が真逆でも、何かしら「強硬な主義者」になるのは、似た機序が働いているのではないか。もっと日常的な場面で「自分は被害者/お前が悪い」という考えに囚われる時も、仕組みとしては同じかもしれない。 一方でその機序のおかげで現実に何かが改善されることがあるのも事実で、そうした面とどう折り合いをつけていくのが良いのだろうか。 といったことを最近思ったのでメモしておこうと思って。 ネトウヨと被害感情 なんで人が急に「ネトウヨ」や国粋主義者になってしまうんだろう、と以前から不思議に思っていた。 「ネトウヨ

    被害者意識を掻きむしる気持ちよさと陰謀論 - やしお
  • 本気でハマっていた何かを、「やめてない」という気持ちでやめていく - やしお

    ネットで漫画イラスト小説やブログを書いてた人が、ふっとやめてしまってさみしい、というのはよくある。外側から見ると急にやめちゃったようにしか見えないけど、内側から見るとむしろ「別にやめたわけじゃない」という認識なことが多いんじゃないかと思っている。 はっきり「やめる!」と決意してやめた人は少数派で、「まだやってる」の気持ちは持ち続けたまま、実績としてはやめた状態がずっと続いていく。 自分自身のケースだけど、以前はてなダイアリー/ブログで創作(お話)をせっせと書いていて、その後カクヨムに移った。2005年5月くらいから始めて、2019年3月に終わっている。まる2年以上更新してなければ、外側からは「やめちゃったんだな」としか見えない。でも人は「別にやめたってわけじゃないけど……」と曖昧に思っている。 このズレが、熱心にやっていたことを急にやめてしまうケースに割と共通しているんじゃないかと想

    本気でハマっていた何かを、「やめてない」という気持ちでやめていく - やしお
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    kamanobe 2021/05/20
  • 入院の費用・持ち物・過ごし方のメモ - やしお

    コロナと無関係に、全身麻酔の外科手術のため1週間ちょっと入院した。入院も手術も初めての体験だった。自分用のメモ。 月またぎの入院は損 「月をまたいだ入院は損で、スマホやゲーム機を買えるくらいの金額の差が平気で出る」と知らなかった。高額療養費制度が月を基準に計算されるため。計算方法などは↓の記事が分かりやすかった。 月またぎの入院は損!高額療養費制度「自己負担が増える」落とし穴 | 知らないと損する!医療費の裏ワザと落とし穴 | ダイヤモンド・オンライン 緊急の手術ではなく、仕事の都合なども考えて半年ほど前に入院時期を設定した。月の最終週に入れたため、月をまたぐことになった。入院直前に病院で説明を受けて初めてそんな制度があることを知ったが、もう時期をずらせない。最初から漠然とでも「なんか時期によって損得があったような気がする」と覚えているか、周りに知っている人がいないと気付くのは難しい。 突

    入院の費用・持ち物・過ごし方のメモ - やしお
  • 小野マトペ氏の逮捕・裁判のこと - やしお

    小野マトペ氏の東京地裁での裁判について、傍聴した今井亮一氏が1/9と2/16の2回メルマガで報告したものを読んだ。 放っておけば何の実害もなかった事柄を、直接的な利害関係者でもないたった一人の第三者が通報することで、逮捕され生活を破壊されなければならないのは、やっぱり何かアンバランスなんじゃないかと改めて怖くなった。 メルマガの内容以前に、逮捕の報道に至るまでの経緯を再確認すると以下の通り。 2020/3/17 20:15に「私はコロナだ」とツイートし、同日21:14に「濃厚接触の会」という言葉と飲店のテーブルに乗ったビールの写真をツイートした。ビールのグラスには店名の入ったロゴが印刷されており、写真にはロゴが写り込んでいる。 https://twitter.com/ono_matope/status/1239872988704464899 https://twitter.com/ono

    小野マトペ氏の逮捕・裁判のこと - やしお
  • 男性教師が女生徒のスカートをふざけて履くシーンを急に目にする気持ち - やしお

    アニメ『呪術廻戦』10話のミニコーナー「じゅじゅさんぽ」で、「女子生徒の制服を男子生徒(先輩)と男性教師がふざけて無断で着る」というエピソードを見て嫌な気持ちになった。「この私が不愉快だからそれは許せない」というより「どのように不愉快が発生したのか」を自分なりに理解するために整理しておこうと思った。 「じゅじゅさんぽ」10話の内容 「じゅじゅさんぽ」は編とは直接関係なく、登場人物たちの日常のちょっとしたエピソードを見せるコーナーになっている。10話での「じゅじゅさんぽ」は約1分間で以下の内容だった。ちなみに原作者(漫画家)が作成したネームをアニメ化しているという。 (教室) 釘崎野薔薇(女子生徒)「伏黒ぉ私の学ラン知らない?」 伏黒恵(男子同級生)「いや知らん」 釘崎「おっかしーなぁここに置いておいたんだけど。あ、パンダ先輩、私の学ラン知らない?」 パンダ(男子先輩)「んー聞いてないなあ

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    kamanobe 2020/12/30
  • 新自由主義の自己責任・競争社会が生み出す景色 - やしお

    新自由主義経済が進むと格差社会になる、苦しい社会になる、とはよく聞く話だけど、金敬哲(キム・キョンチョル)著『韓国 行き過ぎた資主義』はそれが具体的にどういう世界なのかを見せてくれる。 韓国 行き過ぎた資主義 「無限競争社会」の苦悩 (講談社現代新書) 作者:金 敬哲発売日: 2019/11/13メディア: 新書 海を隔てた隣国でこんなことになっているのかとかなり驚いた。(そういう面を抽出して紹介しているから特にそう見える、という点はあるとしても。) ソウルには行ったこともあるし映画も色々見ていても、社会の仕組みや実情、人々の価値観まではなかなか分からない。日韓国は同じ東アジア圏の西側諸国で、生活水準・物価水準も同程度という共通点があるから、この格差社会の進行具合の差がより際立って(他人事じゃないという怖さを伴って)感じられる。 つい最近も、人材派遣会社会長・経済学者・元国務大臣の

    新自由主義の自己責任・競争社会が生み出す景色 - やしお
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    kamanobe 2020/11/20
  • 合理的な選択の末に、いつの間にか世の中に取り残される感覚 - やしお

    自分が10~20代の頃に、両親がパソコンを使えない、ケータイでメールが出せない、スマホが使えない、という姿を見ていて漠然と「そんなもんか」と思っていたけれど、自分自身が30代半ばになってちょっとその感覚が分かる気がしてきた。 「年老いてくると単に理解力が下がる」のような個人の能力の問題かと特に深く考えずにイメージしていたけれど、そう単純じゃない気もしている。「自分には必要ない」と思って「新しく出てきた何か」に適応するのをしばらくサボっていると、いきなり従来利用してきたものが消滅して途方に暮れる。出てきた当初からちょっとずつ適応していれば、(スロープとまでは言わないにしても)階段を少しずつ上っていくように習得できても、いきなりその階段も消滅して目の前に崖が現れる。崖を登ろうとちょっと試みてみるけれど、無理すぎて諦めざるを得なくなる。 iPhoneというかiOSも、最初に出てきたときはアイコン

    合理的な選択の末に、いつの間にか世の中に取り残される感覚 - やしお
    kamanobe
    kamanobe 2020/11/03
  • クリエイターに編集や校正の技術が必須の時代 - やしお

    ここ最近で、平田オリザやソフトバンク新入社員が叩かれたり、あるいはナイナイ岡村への矢部の公開説教が批判されたりするのを見かけた。論旨そのものはおかしくなくても、細部や印象で違和感を持たれると叩かれてしまう。 それを防ぐには、先回りして叩かれポイントを潰しておけばいいのだけど、それは作家的な能力(コンテンツのクリエーション)というよりたぶん編集や校正(校閲)に近い技術になっている。それはネットが出てきて、さらに人口が増えて言論空間の距離(射程)が変わったせいで、作家的な能力と編集・校正技術の両方が(今まで以上に)個人の中に必要になってきていて、でも旧来の言論空間の距離感に慣れた人や、新規参入した人の中には、戸惑っている人もいるんだろうな、みたいなことを考えていた。 劇作家の平田オリザが、新型コロナウイルス対応にまつわる演劇界の苦境を訴えた際に、製造業その他産業を雑に引き合いに出したために炎上

    クリエイターに編集や校正の技術が必須の時代 - やしお
  • 緊急事態になった明日も、不要不急の仕事で外出する - やしお

    新型コロナウイルスの「緊急事態宣言」は、日曜(4/5)に「首相が出す意向を固めた」という報道が出て、月曜(4/6)に「明日宣言を出す」という会見がされて、今日火曜(4/7)の夕方に宣言が出された。首都圏の大手メーカーに勤務していて、何かしら会社から指示が出るのかなと思っていたら何もなかった。せめて「宣言が出る見込みだけど引き続き原則在宅勤務を続けてね」くらい人事部長か社長あたりからメッセージが出されるかと思っていたけれど、それすらなかった。なのにプレスリリースでは「当社は緊急事態宣言を受けて明日から1ヶ月間原則在宅勤務に切り替えます。」と出してて、なんでまず社員に言わないのと思って失望する。 先週(3/30)から在宅勤務の指示は出されているものの「業務に影響がある場合はその限りではない」くらいの緩さで、感染防止よりは新製品リリースや既存製品製造のスケジュールが優先のままのようだ。製品検査・

    緊急事態になった明日も、不要不急の仕事で外出する - やしお
  • 炎上しない書き方 - やしお

    ブログを16年もだらだら書いていると「こういうことを書くと怒る人がいるんだ」というポイントがある程度体得できるようになってくる。たぶんライターや編集者も、意識しているか無意識かはともかく、似たような感覚があるんじゃないかと想像している。 ただここで言う「炎上」は、 差別的な言辞を繰り返しながら恬として恥じない 悪質なデマを広げておきながら指摘されても支離滅裂な弁明でごまかす 「自分が何を批判されているか」をまるで理解していない反論を出してしまう といった、人倫に悖る行為や、職業や立場を全うしないことで非難されるような真性の炎上というより、言葉が足りなかったり書き方の下手さで悪印象を持たれて起こるような軽い炎上をイメージしている。ちょっとした書き方の配慮で、「言いたいことは分かるがお前はムカつく」を防いですんなり相手に納得してもらいたいよね、くらいの意味。 違和感を与えない 炎上する、非難さ

    炎上しない書き方 - やしお
    kamanobe
    kamanobe 2020/03/12
  • 中国工場の操業再開までの流れ - やしお

    大手メーカーに勤務していて、中国に生産子会社がある。新型コロナウイルスの報道がされ始めたのが1月初旬で、春節の休暇からそのまま操業停止だったのがようやく先週から再開された。 赴任している日人スタッフが全員春節に帰国していなかったので、そのまま向こうで再開のために奔走していた。(自分は何もしてない……)たぶんどこの会社でも似たような状況だったのかなと思うし、会社の具体的なことは書けないけどどんな動きがあったのかは、記録として残しておきたいと思った。 工場の話の前に、日側の社がどんな動きをしていたのか時系列で並べておく↓ 【12月下旬】この時点で中国国内では「武漢の方で変な病気が流行してるから行かないほうがいいよ」と噂があって出張者が向こうの人から言われるケースがあった。(武漢での肺炎状の症状の集団発生は12月中旬に起こっている。) 【1/7】[会社] 「中国で謎のウイルス性肺炎が流行」

    中国工場の操業再開までの流れ - やしお