システムインフラの複雑化に伴い、システム的には異常がないのにパフォーマンスが低下する、といった現象が多くの企業で起こっている。しかしITシステムを使う目的は、業務を効率化し収益を上げること。この大目的を実現するためにはどうすれば良いのか。仮想化/クラウド時代の新しい運用管理のアプローチを紹介する ユーザーは、本当に快適にシステムを使えているのだろうか? 「このITサービスの利用者は、快適に、ストレスなくサービスを利用できているのだろうか?」「円滑にビジネスを遂行できているのだろうか?」―― これを正確に知ることは、ITサービスの提供者にとっては“永遠の課題”かもしれません。というのも、いまやITシステムはビジネスの遂行に不可欠な存在。従って、その稼働が停止してしまうのは論外ですが、たとえきちんと動いていたとしても、その使いやすさやレスポンスの速さは、業績や信頼、顧客満足度などに直接的に影響