ビジネスロジックをオブジェクト指向で。どういうこと?ビジネスロジックにおいて、最も避けたい状況は、そのロジックが「複雑」になってしまうことです。とはいえ、現実のビジネスルールは多くのパターンを持ち、それを反映したロジックはとても複雑になりがちです。ドメインモデルは、この複雑性に「オブジェクト指向」をもって対応します。ドメインモデルは、対象となるビジネスエリアをモデル化したオブジェクトのレイヤを挿入します。ビジネスにおけるデータをモデル化するオブジェクトもあれば、ビジネスで使用するルールを扱うオブジェクトもあります。ドメインモデルは、データベースモデルと似ている場合もありますが、大きな違いもあります。ドメインモデルでは、データとプロセスが一体化され、複数値属性や複雑に絡み合う関係があり、さらに継承も使われています。どうすれば?シンプルなドメインモデルは、データベーステーブルごとに1つのドメイ
マーチン・ファウラー氏によれば、アプリケーションの中核部であるビジネスロジックを構築する方法には、Transaction ScriptパターンとDomain Modelパターンの2通りがあるという。Domain Modelパターンは、データと振る舞いを1つのオブジェクトにまとめ、オブジェクト指向のテクニックを駆使するやり方だ。一方のTransaction Scriptパターンでは、データと振る舞いは別々のオブジェクトに分け、振る舞いをスクリプト的に淡々とプログラミングしていく。 日本ではTransaction Scriptが優勢 この2通りのうち、日本ではTransaction Scriptパターンの方が優勢だ。日本のオピニオンリーダーも軒並みTransaction Scriptを薦めている。 たとえば、Seasarの開発者であるひがやすを氏は、古くからデータと振る舞いを分離するアプローチ
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