当事者が引き裂かれていく中で、地方紙記者の役割を「他の世界とつなぐ」ことに見いだした河北新報の編集委員寺島英弥さん。東日本大震災による影響で新聞発行が危ぶまれる中で、ブログの扱いは「ベルリンの検問所のバーが突然上がった」ようになり、寺島さんは狭い「新聞盆地」を飛び出し、ブログで東北の様子を首都圏や全国の人に届けた。 ソーシャルメディアによって誰もが情報発信できるようになる中で、地方紙記者は当事者とやり取りをする中で、新しいつながりを生み、希望を紡ぐ。 gatonews.hatenablog.com 第3回「地方紙の記者は新聞盆地の住人だった」から続く 寺島:伝えたい。だけどいろいろ壁にぶちあたっている記者もたくさんいるわけで。震災報道は、終わりのないマラソンみたいなものなので、その中で疲れ切っていく。自分達も希望が欲しいというのは、みんなで話し合ったということがあるわけではないんですよね。
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