枝野代表は「戸別所得補償制度の充実」を掲げる。自由貿易のもとで農業の多面的機能を支えるには「もっとも効果的」だと強調。それを実現するには「政権交代しかありません」と訴える。(聞き手:小松泰信岡山大大学院教授) 小松 「総自由化時代」が到来しています。この点についての見解を教えてください。 枝野 経済の自由化については肯定しています。ただし、前提条件があります。国益のためには例外が存在すること。農畜産物のような一次産品については例外的措置を講じなければなりません。また、第一次産業は多面的機能という、市場原理が通用しない価値を生み出しています。そこが毀損しないように支えていく手段が必要です。TPP11、日欧EPA、TAGはこの前提を欠いています。 (写真)立憲民主党・枝野幸男代表 小松 そのような問題点をメディアは伝えない。国民の関心も高くありません。 枝野 それは農業に限ったことではありませ
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