「いじめゼロ」宣言は、いじめを増加させる先月、文部科学省が発表した「いじめ」の全国統計。財務省がその統計を用いて、「40人学級の復活」を文部科学省に要請したこともあって(詳しくは、Yahoo!ニュース「財務省に異議あり いじめ認知増で35人学級から40人学級へ?」)、いじめの件数は、例年にも増して注目を集めている。 さて、そのいじめへの対応・対策について、よく目にするのが「いじめゼロ」宣言である。都道府県教委、市町村教委、学校、学級それぞれの単位で、「いじめゼロ」がしばしば目標とされる。 いじめが「ゼロ」であるに越したことはない。子どもがいじめで苦しむことを、私たち大人は誰も望んでいない。だがここで強調しなければならないのは、「ゼロ」という数値目標は、いじめを減らすどころか、いじめを温存させてしまう可能性があるということだ。 鳥取県で「いじめゼロ」の撤回鳥取県で10月下旬、教育委員会がいじ
多くの買い物客らでにぎわう東京・新宿で6月29日、1人の男性が衆人環視の中、自らの身体に火を放って自殺を試みる事件が起きた。この様子は、現場にいた人々が撮影してネットに投稿され、大きな話題となった。しかし、大手新聞社やテレビ局では、それほど大きく報じられなかった。この男性の行為は、安倍政権が進める集団的自衛権の行使容認に反対したものといわれるが、なぜ新聞やテレビではあまり報道されなかったのだろうか? 今回の事件は、JR新宿駅南口近くの歩道橋で発生。報道によると、中年の男性が、拡声器で集団的自衛権や安倍首相に関する主張を1時間ほど述べた後、ガソリンのような液体をかぶり、火をつけたという。 ネットでは現場の生々しい写真や映像が出回り、大きな反響を呼んだ。しかし、ネットでの衝撃とは裏腹に、翌日の月曜日の新聞では、読売、朝日、毎日、産経はいずれも社会面の小さなベタ記事扱い。写真もなく、よほど注意し
私は企業の現場に入って目標を絶対達成させるコンサルタントです。「絶対に結果を出せ!」「最後まで諦めるな!」「念ずれば叶う!」といった精神論はいっさい言いません。目標の未達成リスクを回避するための戦略・戦術を立案し、確実にPDCAサイクルを回すという、ごくシンプルなやり方をとっています。コンサルティングの特徴としては、自分で宣言した行動指標は必ず「ロック」してもらう、というもの。 「時間がなくてできませんでした」「申し訳ありません。まだやってません」といった言い訳はいっさい受け付けません。「空気」で人を動かすに書いたとおり、そのような「場の空気」を作り、決めた行動指標は絶対にやり切ってもらいます。「ブラジルワールドカップで優勝しろ」とか「今日じゅうにAKB48のメンバー全員と握手してこい」とか、めちゃくちゃな行動を宣言しているわけではありません。宣言する指標は本人であるし、しかも「確かに、目
だいたい、あの程度のヤジで涙を浮かべているようでは都議会議員だってつとまるまい。都議会でのやりとりをニュースで見て、そう思っていた。 ところが塩村文夏都議(みんなの党)が議長に訴えたり、会見したりして問題はどんどんエスカレート。ウォールストリート・ジャーナル(電子版)やらCNN(電子版)にまで取り上げられて世界的なニュースに。英紙ガーディアン(電子版)はsexistabuse(性差別的な人権侵害、虐待)とまで報じたという。 追及が厳しくなったせいだろう。23日になって鈴木章浩都議(自民党)が自身の発言だったことを認め、謝罪。会派離脱を申し出た。 で、一件落着? が、どうもスッキリしないのだ。 というのは実際に議場でどんなヤジが飛んだかがハッキリしないからだ。 塩村あやか都議自身のツイッターでは、 「お前が結婚しろ!」 「産めないのか」 読売(21日) 〈「早く結婚した方がいい」と大きな声で
「助けて」と言えずに孤独死する、“就職氷河期世代”の存在が、以前、問題視されたことがある。 そんな彼らも、40代。 正社員化や、賃金アップなど、“非正規社員に光”があたり始めたような報道が、最近、増えつつあるが、ミドルの非正規社員を取り巻く環境の厳しさは、あまり知られていない。 先日、独立行政法人労働政策研究・研修機構が行った「壮年非正規労働者の仕事と生活に関する研究」の結果が、公表された。 「若年非正規労働者(25~34歳)の相対的貧困率が、23.3%と5人に1人であるのに対し、壮年男性(35歳~44歳)では3人に1人(31.5%)。つまり、40代に突入した“氷河期世代”は、若い人たちより貧困率が高い」 こんな厳しすぎる状況が明らかになったのである。 なぜ、壮年男性のほうが、若手よりも貧困なのか? その理由は、「誰が家計を支えているのか?」にある。 若年層の7割が、「親」が家計維持者であ
5月になり、新入社員の方々は職場にも慣れ、少しずつ業務に順応してきたでしょうか。いっぽう先輩社員、上司たちも、新しく入社してきた社員との接し方に慣れてきた時期でしょうか。 毎年、公益財団法人日本生産性本部は「今年の新入社員のタイプ」を発表しています。過去10年の「新入社員のタイプ」を列挙してみましょう。 ■ 平成25年度 「ロボット掃除機型」 ■ 平成24年度 「奇跡の一本松型」 ■ 平成23年度 「はやぶさ型」 (※震災により発表を自粛) ■ 平成22年度 「ETC型」 ■ 平成21年度 「エコバッグ型」 ■ 平成19年度 「カーリング型」 ■ 平成18年度 「デイトレーダー型」 ■ 平成17年度 「ブログ型」 ■ 平成16年度 「発光ダイオード型」 ■ 平成15年度 「ネットオークション型」 そして今年、平成26年度の「新入社員のタイプ」は「自動ブレーキ型」です。「困難な壁にぶつかる前
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く