ブックマーク / white-cake.hatenadiary.com (9)

  • 『むしろウツなので結婚かと』第18話~なぜひとは結婚したがるのか? - wHite_caKe

    日10月27日に『むしろウツなので結婚かと』の第18話が無料公開されました。 comic-days.com インターネット老人会に所属する者として大昔の話をいきなり始めてしまうんですけれども、時はそう2006年。 日のインターネッツの中に「はてな村」と呼ばれる地域がありました。 あの頃のはてな村では日々いろんな「論争」が繰り広げられていまして、「非モテ論壇」とかいう懐かしワードが思い出されて今私が瀕死ですが大丈夫。生き延びていろんなこと、懐かしんでいきたいですよ? 大勢の書き手たちが生み出した大量の長文をがっつり読んでこれまでのやり取りの内容をしっかり踏まえた上で、自分の意見を長文で素早く書くことが前提となっている、たいそう参加ハードルの高いバトルでしたね、今思い返すと。そりゃもうああいうの流行らないわ、ブログに人生捧げたような人間が大勢いないとあんなの無理ですもの。 そんでまあ200

    『むしろウツなので結婚かと』第18話~なぜひとは結婚したがるのか? - wHite_caKe
  • 『むしろウツなので結婚かと』第15話~そのひと手間がかけられない - wHite_caKe

    日8月18日に『むしろウツなので結婚かと』の第15話が無料公開されました。 comic-days.com 当時、セキゼキさん(仮名)の調子が崩れ始めていることに気づく朝ほど、最悪なものはありませんでした。 起きて部屋の様子を見れば、不調の波の訪れがわかるのです。 寝ようとしても眠れなかった苦闘の跡が、あちこちに残っています。ゲームが乱雑に散らばり、全く片付けられていない。 興味深いような気もするし、当たり前のような気もすることですが、セキゼキさんの調子が悪くなると途端に部屋は汚くなります。 昔読んだに「サバイバルで最も重要な心得は、疲れ切らないことだ」という一節がありました。 疲労困憊するまで活動した人間は、「やったほうがいいひと手間」をかけられなくなるというのです。 たとえば雨が降りそうな空の下テントを張るならば、水はけの良い場所を選ぶとか、溝を掘るとか、そういうひと手間ですね。

    『むしろウツなので結婚かと』第15話~そのひと手間がかけられない - wHite_caKe
    kamayan1980
    kamayan1980 2019/08/18
    タイムループの作品だと「最初の日からやり直す」ことができれば問題が解決したりするけど、現実には『最初の日』がいつなのかが分かんないんですよねえ。『強くてニューゲーム』の『強さ』って何?とかとか。
  • 『むしろウツなので結婚かと』第13話~豊かであるほど良いわけでもない - wHite_caKe

    日7月7日に『むしろウツなので結婚かと』の第13話が無料公開されました。 comic-days.com セキゼキさん(仮名)と「一年」という期限を取り決めたことは、私にとってはずいぶん役に立ちました。 一年という区切りで、私は自分から「選択肢を奪った」のです。 そのことを私が自覚できるようになったのは、ずいぶん経ってからのことでした。 ここで、これまでのこととまるで無関係に見える話をします。 ゲームの話です。 ゲームとは人生の模倣であり、現実よりも単純化されていることがほとんどです。 具体的には、ゲームの中でプレイヤーに与えられる選択肢は現実よりもずっと少ないのです。 もちろん最近では、いわゆる「自由度が高い」と言われるゲームもたくさんあります。 何処に行って何をして誰に会うのか、従来のゲームよりもずっと豊富に提供された選択肢で楽しめるゲーム。まるでもう一つの世界に住んでいるかのような気

    『むしろウツなので結婚かと』第13話~豊かであるほど良いわけでもない - wHite_caKe
    kamayan1980
    kamayan1980 2019/07/11
    頑張りは無限に続かないので、期間を決めたのはナイス判断だと思います。
  • 半分の優しさがいつでも通用するわけじゃない~『むしろウツなので結婚かと』第一話について - wHite_caKe

    さて、日2018年12月2日より、コミックDAYSで『むしろウツなので結婚かと』の連載が開始いたしました。 comic-days.com 折角の機会ですので、これからお話が更新される都度、原案者からひとこと的な文章を書かせていただきます。 当時はわからなかったけれど今になればわかること、学んだことなどありますので。 マンガを読む際のこぼれ話としてお楽しみいただけると幸いです。 というわけで文 ずっと昔、救急箱の整理をしていたら古い鎮痛剤が出てきて、なぜか半分だけ変色して茶色になっていたことがありました。 もう飲んじゃいけないやつだろうなコレと悟ってその場で捨て、 「なぜ半分だけ茶色かったんだろう?」 「もしかしてあれはバファリンだった? じゃあ変色していた半分は優しさ? それとも優しさ以外? ……やっぱり優しさだ。古くなりすぎてもう飲んじゃいけないってことを教えてくれたんだから。ありが

    半分の優しさがいつでも通用するわけじゃない~『むしろウツなので結婚かと』第一話について - wHite_caKe
  • ナイターとカブトムシの話 - wHite_caKe

    ずいぶん前に、ある人から聞いた話をします。 仕事が終わって帰宅しビールと枝豆を前にナイター観戦という幸福な時間を過ごしている最中、ベランダのほうから「かたん」という音が聞こえました。 見に行くと、びっくりするくらい大きなカブトムシが物干し竿の上のほうに止まっています。 その姿を見た途端、子供時代虫取りに駆け回っていた頃の興奮が蘇りました。 ほろ酔い加減だったせいもあるのでしょうが、 「あのカブトムシを捕まえよう」 と思ってしまったそうです。 その人はそーっと忍び足で窓の外に出るとベランダの手すりにのぼって手を伸ばし……当然のように、足が滑りました。 ぐらりと体が傾き、そこで彼は自分が五階建てのアパートの最上階で一人暮らしをしていることを思い出しました。 転落しそうな自分に気づいて助けてくれる誰かはいないし、このまま落ちれば死ぬだろうと悟ったのです。 きっと自殺だと思われる。 彼の脳裏をそん

    ナイターとカブトムシの話 - wHite_caKe
  • 家事と感謝のゲーミフィケーション - wHite_caKe

    先日、友人が 「喧嘩になるとパートナーが『あなたは家事をなにもやってない』と言ってくる。実際には分業してるのに、そういうことを言われるとすごく落ち込む」 という話をしていました。友人夫婦は三十代でホワイトカラー共働きです。 話をききながら解決が難しいなあと嘆息するだけだったのですが、その後うだうだ考えているうちに一つ思い付いたことがありましたので、書いておこうと思います。 解決案のごあんない この手のクレームは夫婦間で家事レベルに差があるから起こってしまうとよく言われています。 「標準的な夕とは一汁三菜、ただしパスタカレーなどの場合をのぞく」という夫と、「ハムエッグ丼と豆腐丼を交互に用意するのがやっと」というの分担というのは、「公平」になりづらいのです。 もしも 「うちは家事の負担は平等だから。夕飯の支度も半々ずつやってるし」 みたいなことを簡易丼ローテ丼が誰かに話しているのをきい

    家事と感謝のゲーミフィケーション - wHite_caKe
    kamayan1980
    kamayan1980 2015/09/16
    たぶんこれは、具体的なアドバイスではなく「聞いてほしいだけ」案件な気がする。そしておそらくはこのブログ記事も。
  • 私の知ってるメシマズ話 - wHite_caKe

    ネットでメシマズ関連の話を見ていて、思い出した話をします。 なお、このお話はいつものごとく諸般の事情をかんがみて改変されておりますので、フィクションとおもってお読みください。あなたが似ている話を知っているとしても、それは偶然の一致であり、無関係です いとこのサミレさん(仮名)は私より20歳ほど歳上なのですが、口癖が 「結婚はお姑さんがポイント」 「お姑さんがきついと、なにもかもがきつくなる」 であることからわかるように、嫁姑のどろどろでむちゃくちゃに苦労している人で、昔からいろんな話をきいています。 若かりし頃のサミレさんは、近所でも評判の美人でした。また、当時の女性としてはなかなかの高学歴でもありました。そのためお姑さんからは 「息子を色気でたぶらかした」 「女のくせに頭でっかちで生意気」 などと言われたのでした。 いきなりきなくさいかんじでスタートした嫁姑関係ですが、決定的な亀裂が生じ

    私の知ってるメシマズ話 - wHite_caKe
    kamayan1980
    kamayan1980 2015/08/20
    ちなみにグルメ男子の界隈では、当人に病気や事故がおとずれようとも「あいつの嫁はメシがうまいからプラマイゼロだな」で一切同情されないことがけっこうあります。
  • 人生激変報告 - wHite_caKe

    お久しぶりです。シロイです。ほんとはそこまで久しぶりじゃなかったかもしれないんですが、なんか気分的にすごく久しぶりなのですというか、なんだこのごちゃごちゃした前置き。 実は入院してました。出産したもので。そんで退院もしたんですが、ご多分に漏れず育児ってやつに忙殺されてます。 赤子、マジバネエ。こっちの生活、マジ根から変えてくる。なんせ言葉が通じねえ。 私は自分の過去話をブログに書いてるくせに、セキゼキ(仮名)さんと入籍してもう三年以上経つのにそのことに一切触れてなかったりします。だってなんか気恥ずかしかったし、時間が空いたらますます書きづらくなったよ? なので出産話も書かずにいくことも考えたんですが、さすがにコドモが生まれたらものの見方とか興味関心とか激変するかもしれないから書かないとか無理だなと思って今、なわけです。 高齢出産なのでなにがどうなるかわからないから無事生まれるまでは書かな

    人生激変報告 - wHite_caKe
    kamayan1980
    kamayan1980 2015/02/28
    いつもTwitterで見てるから全然ひさしぶり感ないけど、おめでとうございます。
  • 投げっぱなしキャッチボール - wHite_caKe

    はじめに 当ブログはしばしばかつて実際に起こったことを元ネタとしつつも、「大事なことは話が面白くなることだ、私は事実よりも娯楽性を重んじる!」というシロイの歪んだ信念によって、事実をある程度改変しています。なのでしょっちゅう「フィクションと思ってお読みください」と断りを入れているわけなんですが、今回はややノンフィクションよりに感じていただきたいと願う、その程度には勝手な人間です私は。 昔のこと 何年も前のこと。 その日飲み会帰りの私は、電車の中でぐっすりと眠りこけてしまいました。 「寝過ごしてますよ!」 耳元で誰かが叫び、びっくりして飛び起きたら、 「ほら、乗り換えはこっち!」 とその誰かが言って私の手を引っ張り、誘導されるままに折り返し電車に乗り込んで、気が付いたら見知らぬ男性と二人、隣り合って座っていたわけです。 その男性はものすごくにこやかな人で微笑みながらじっとこちらを見つめており

    投げっぱなしキャッチボール - wHite_caKe
    kamayan1980
    kamayan1980 2014/05/23
    「同じ路線」は知ってても「△駅で降りる」は知らなかった、のだとすると、単純に通勤時間帯が一緒なんじゃないですかね。向こうは覚えてた、というケース。
  • 1