(16日オープン戦、広島3―1日本ハム) 1月に39歳の誕生日を迎えた広島・新井のバットが好調だ。1点を追う二回2死、フルカウントから日本ハムの吉川が投じたスライダーを強振。打球は高々と舞い上がると、左翼スタンド奥に設置してある防球ネットを直撃した。 オープン戦2試合連続となる本塁打に「いい反応ができた」と自画自賛。中堅方向に打ち返す意識が、特大アーチにつながったという。今季は通算2千安打へ残り29本でスタートする。現在の調子を維持できれば、記録達成は、早期に訪れるかもしれない。 14日に横浜市内で開催されたセ・リーグの開幕前イベントでは、親交の深い阪神・金本監督から「新井はまだ現役ですか?」といじられた。その男は、確かな存在感を放っている。