(※日本経済復活の会 小野盛司会長の記事、第168弾です) 本日(5月24日)のフジテレビ報道2001で、クルーグマンと与謝野大臣の対談があった。与謝野大臣がクルーグマンの著書をよく読んでおり(しかも原書で)一生懸命理解しようとしていることを知り、与謝野大臣に対する私の評価は、少なからず上がった。この番組での発言で重要な所を少しピックアップする。クルーグマンは私が言いたかったことを、代弁してくれている。 クルーグマン:日本は輸出中心、耐久性のある製品を輸出していて、こうした(世界不況の)影響を大変受けやすい。日本は「失われた10年」から完全に回復したわけではなかったというわけです。今振り返ってみれば、日本は2003年に景気回復が始まってから緊急経済対策を止めてしまった。利率はほぼ0にし続けるべきだったし、もっと財政の拡大をし続けるべきだった。その結果日本は失われた10年の状態に戻っている。