5日午後0時20分ごろ、青森県深浦町の山中にクマの駆除に出かけたまま行方不明になっていた同町深浦、無職出口哲夫さん(65)が杉林の中で倒れているのを、県警などの捜索隊が見つけた。出口さんは既に死亡していた。顔や手足に引っかかれたような傷があり、鰺ケ沢署はクマに襲われた可能性が高いとみて詳しい死因を調べている。 同署によると、出口さんは2日、1人で同町の県道(旧弘西(こうせい)林道)沿いの山中にツキノワグマの駆除に入り、その後、行方がわからなくなっていた。遺体が見つかったのは同町の小箱峰林道付近で、旧弘西林道で見つかった出口さんの車から約600メートルの地点。遺体から約30メートル離れた所で、出口さんのライフル銃1丁も見つかったという。 旧弘西林道は白神ラインとも呼ばれ、観光客にも人気の白神山地を通っているが、今の時期は閉鎖中で一般の人は入れない。出口さんは県猟友会深浦支部の支部長も務め
♪劣等生のこのぼくに すてきな話をしてくれた――2日に58歳で亡くなったロックシンガー、忌野(いまわの)清志郎(きよしろう)さんには終生慕う先生がいた。東京都立日野高校で担任だった小林晴雄さん(77)。初期のヒット曲「ぼくの好きな先生」のモデルになった。必ず闘病生活を乗り越える。先生と級友はそう信じてきた。 3日、都内で営まれた清志郎さんの通夜に、小林先生は参列した。ひつぎの中の教え子は穏やかな顔をしていた。「十分がんばってきたんだ。ゆっくり休め」。心の中で声をかけ、花を手向けた。 《十八になる私の子供はギターのプロになるのだと申します。私どもには何が何だかわからなくなりました》 69年11月、朝日新聞にこんな身の上相談が載った。清志郎さんの母からだった。 「大学に行っても4年遊ぶんだから、4年は好きなことをやらせてあげましょう」。気をもむ母を説得したのが、小林先生だった。 清志
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