札幌市南区の住宅街に8日未明、体長約1メートルのヒグマが出没した。車道にいるのをタクシー運転手が目撃。朝方には付近の歩道や畑で多数の足跡も見つかっており、市などは対応に追われた。 現場は南区石山3条7丁目の山間部に近い住宅街。約600メートルの場所に小、中学校があり、市は「熊出没注意」と書かれた看板を設置。石山南小は午後、全校児童約200人を集団下校させた。 足跡が発見された畑の近くに住む氏家美佐子さん(61)は「畑の隣にある公園は3歳の孫がよく遊ぶ場所。住宅街まで入ってくるなんてとても怖い」と不安げに語った。