JR秋葉原駅に直結したショッピングビル「アキハバラデパート」が12月31日に閉鎖される。築半世紀以上の建物は老朽化が進み、売り上げもピーク時の半分以下に落ち込んでいた。建物の今後については、秋葉原再開発にふさわしい姿になるよう検討し、来春ごろ発表するという。 アキハバラデパートは1950年12月にオープンした3階建てのショッピングビル。2002年にJR東日本が買収し、2005年2月から東京圏駅ビル開発が運営してきた。 JR東日本による買収当初は「アキバ系ショッピングセンター」としてゲームやアニメ関連商品に力を入れたが、ほどなく元の総合デパートに回帰。飲食店やみやげもの店、服飾雑貨店、鉄道模型店、書店などがテナントとして軒を連ね、店外の実演販売も“名物”となっていた。 「秋葉原再開発でオフィスビルも増えたが、アキハバラデパートに新客が流入していない」――東京圏駅ビル開発の広報担当者はこう明か