同じ朝、同じ昼、同じ夜。 仕事を終えて帰宅して、何はともあれ、まずお風呂。 夜はのんびり食べて飲む。 家族みんなが揃うのは夕飯の時くらい。 少し話して、少し聞く。 子供らは数回ご飯をお代わりし、それでもすぐに食べ終わり、部屋へ戻って誰かとゲーム。 わたし一人食べ終えずに飲んでいる。 家族と一緒に食べて飲む、話して聞くのが生きること。 そのために働いた。 楽しい仕事の日だけじゃない。 あれこれ気持ちを塞ぐ日も、腰や肩が重い日も、なかったと言えば噓になる。 話して聞いて食べて飲んで、それですっかり忘れてしまう。 忘れてしまって酔っ払う。 酔っ払ったら眠くなり、布団をかぶってふと思う。 今日という日の延長に必ず明日が来るのだろうか。 今日と明日とが違うのは、存在するのかしないのか。 存在するのは今、一瞬。 その先を信じて今日まで生きてきた。 これからもそれでいい? 本当に必ず明日は訪れる? 春と