11月1日、中国の政治エリートたちは巨大化した同国経済の中で動きがとれなくなっており、習近平国家主席には経済改革だけでなく政治改革も加速が求められる。写真は9月撮影(2013年 ロイターAlexei Kudenko/RIA Novosti) 米国のような西側民主主義では、一国の指導者が何かを成し遂げるのに最適な時期は1期目の1年目と考えられている。選挙が終わったばかりで、野党はまだまとまっておらず、政権への期待もある。フランクリン・ルーズベルトが大統領就任100日でニューディール政策を制定させたのは今でも語り草だ。 一方、中国のような一党独裁の政府では事情が異なる。巨大な官僚体制の舵を取るのには時間がかかるからだ。重要なのは権力移行に伴うリスクを最小限に抑え、コンセンサスをゆっくりと築き上げることだ。しかし、習近平国家主席はこうした世間一般の考えが間違いであることを示しつつある。就任わずか
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