水嶋ヒロさん 発行100万部に到達した、とポプラ社が28日に発表した小説「KAGEROU」。俳優の水嶋ヒロさんが本名の斎藤智裕名義で書いた作品は、40代女性を中心に、ベストセラーを追う客層に売れているという。 書籍取り次ぎ大手、日販のマーケティング本部によると、書店ポイントカード「Honya Club」会員のうち、「KAGEROU」の購入者は9168人(26日現在)。男性2095人、女性7073人だった。40代女性が27%で最多だった。 購入者が12月に買った書籍は「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」が多いのが特徴。雑誌は小学生に人気の漫画誌「コロコロコミック」が多く、同本部は「お母さん世代で、ベストセラーをよく買う人が購入しているのだろう」という。 ネットでも書店「アマゾン」に批判的な書き込みがあふれるなど、話題になった。幻冬舎の見城徹社長は