トーラスロケットの先端にある衛星保護カバー。これがうまく分離できず、衛星グローリーの軌道投入に失敗した=2月22日、米カリフォルニア州バンデンバーグ空軍基地、NASAなど提供地球観測衛星グローリーの打ち上げに失敗したトーラスロケット=3日、米カリフォルニア州バンデンバーグ空軍基地、NASAなど提供 【ワシントン=勝田敏彦】米航空宇宙局(NASA)は米太平洋時間4日午前2時3分(日本時間同日午後7時3分)、大気中の微粒子が気候変動に与える影響などを調べる地球観測衛星「グローリー」をカリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地から打ち上げたが、衛星を保護するカバーがうまく分離せず、軌道投入に失敗した。 打ち上げに使われたのは固体燃料ロケット「トーラス」。NASAは2年前、やはりこのロケットで地球観測衛星「OCO」を打ち上げたが、同じトラブルで失敗した。トーラスは今回が9回目の打ち上げで、2回連