さいたま市北区の「大宮盆栽村」が2025年で開村100周年を迎えるのを機に、市は今月、公式SNS(交流サイト)を開設した。今後、100周年記念イベントや盆栽にまつわるさまざまな情報を発信する予定だ。 1923(大正12)年の関東大震災で被害を受けた東京・千駄木近辺の盆栽業者などが移り住み、25年に業者の自治共同体として始まったのが大宮盆栽村。最盛期の昭和初期には35もの盆栽園があったという。現在は盆栽園6園と2010年に開園した「さいたま市大宮盆栽美術館」がインバウンド(訪日客)などの人気を集めている。 市は100周年に向け、前年の24年もさまざまなイベントを企画中。SNSでは今月2、3日に大宮駅前の施設で行った催し「大宮盆栽がもうすぐ100周年って知ってた?」で行われた小品盆栽のデモンストレーションやDJとのコラボレーションなどの様子が早速投稿されている。