都内の外国為替ブローカー大手トウキョウフォレックス上田ハーローの社内掲示板(2013年5月10日撮影)。(c)AFP/KAZUHIRO NOGI 【5月10日 AFP】9日の米ニューヨーク外国為替市場で、ドルが対円相場で急伸し、2009年4月以来およそ4年ぶりに100円の大台を突破した。円は10日朝の東京外為市場でも売りが進み、1ドル=100円90銭を超える水準で推移している。 円相場は8日夜の1ドル=99円01銭から円売り・ドル買いの流れが急速に強まった。昨年9月には1ドル=77円25銭をつけており、半年で30%も円安が進んだことになる。 背景には、安倍晋三(Shinzo Abe)内閣がデフレ脱却を掲げて推進する大胆な金融政策がある。日銀(Bank of Japan)が4月に国債大量買い入れを打ち出したことで、円安の流れにさらに弾みがついた。 ただ、国際社会には日本が意図的な円安誘導を行