チョコレート工場で型に流しいれられるチョコレート(2013年7月8日撮影、資料写真)。(c)AFP/GEORGES GOBET 【3月21日 AFP】ウクライナ暫定政権は20日、同国の製菓大手ロシェン(Roshen)のチョコレート工場がロシア当局に「接収」されたとして、ロシアを非難した。ロシェンの経営者は、5月に前倒しして実施予定の次期ウクライナ大統領選への出馬が目される富豪だ。 ウクライナ外務省と経済発展・貿易省によると、ロシア警察の機動隊が19日、露リペツク(Lipetsk)州にあるロシェンの工場を占拠。「ロシェンのロシア国内における生産能力を事実上、接収した」という。両省はロシア政府に対し、工場の操業阻止を直ちにやめるよう要求した。 ロシェンの広報担当者がロシア国営タス通信(ITAR-TASS)に語ったところによると、同社工場の生産ラインは19日、検察命令による家宅捜索の後で停止した