シャドーITというと和製英語かと思われるかもしないが、実はれっきとした英語(Shadow IT)である。また、個人所有デバイスを業務利用する「BYOD」(Bring Your Own Device)と混同されることもあるが、シャドーITは対象がデバイスに限らず、「会社で承認されていない」という点がBYODとは異なる。 個人が使い慣れたデバイス/サービスを企業でも取り入れようとする「コンシューマライゼーション」の流れや、ワークスタイルの多様化などを背景に、企業におけるシャドーITは年々広がっている。では、シャドーITは具体的にどのようなリスクをもたらし、企業はそれにどう対策すればいいのだろうか。 本連載では「総論」「事例」「対策」の流れで、日本企業に求められるシャドーITとの向き合い方を考えていきたい。今回はまず、シャドーITがもたらす3つの代表的な脅威を紹介しよう。 ケース1 会社に持ち込
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