旗判定、なぜ覆った? 「ジュリー」が審判に指示 男子66キロ級準々決勝、1回目の判定で青旗が上げられ、海老沼匡が敗れた=矢木隆晴撮影 1度目の判定後、試合の審判(左端)は審判委員(右端)と話し合った=矢木隆晴撮影 男子66キロ級準々決勝、2度目の判定で白旗が3本上がり、海老沼匡が勝った=矢木隆晴撮影影 【第3日、柔道男子66キロ級 準々決勝】 準々決勝の旗判定はなぜ覆ったのか。国際ルールによると、試合では主審と副審2人の3人の審判に対し、競技を中断するなどの競技全般について権限を持つジュリー(審判委員)がいる。微妙な判定では、このジュリーに競技中断などの権限が与えられており、ビデオを参考にすることもできる。 この試合では延長戦で主審が海老沼の技を「有効」と判断したが、ジュリーの指摘で取り消された場面があった。国際柔道連盟のバルコス審判理事は、「あの海老沼の技は有効に近かった。そのため、3人