日本におけるセブン-イレブンの創業から今日に至るまで、誰よりも長く、誰よりも深く、セブン-イレブンとそのリーダー鈴木敏文の経営実践を取材・研究し続け、かれこれ二十冊近い著作を世に問うてきている。 (3ページ「まえがき」より) 『鈴木敏文のセブン-イレブン・ウェイ』(緒方知行著、朝日新聞出版)は、上記の言葉どおり20年前から鈴木氏の取り組みを追跡してきた著者が、セブン-イレブンの「商売・経営のセオリー」を明かした書籍。危機に陥ったアメリカ・セブン-イレブンを独自の手段で立てなおした鈴木氏の強烈なリーダーシップが、さまざまな角度からクローズアップされています。 セブン-イレブンの「基本四原則」 セブン-イレブンの38年の歴史は、要求のレベルを高めてくる顧客のニーズに応えるべく自己革新・進化を続ける歴史そのもの。そしてその根底にあるものは、「基本四原則」を徹底していることなのだとか。以下、27ペ