仕事でも勉強でも、その時やるべきことに全精力を注いで集中すればおのずと成果は出るもの。 ただし、それがいかに難しいかということは、何であれ目標に向かって取り組んだことのある人なら誰でもわかっているはずです。 人間の集中力を阻害するものは数知れません。感情ひとつとっても他のことでイライラしていたり、怒っていたり、焦っていたり…。こういったものはすべて私たちを一心不乱な集中から遠ざけてしまいます。 『「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!』(徳間書店/刊)の著者で認知科学者の苫米地英人さんは、こういった感情やイメージを“頭のゴミ”だとして、頭をクリアな状態で働かせるためにも取り除くことを勧めています。 今回は本書のなかから集中力を阻害する「頭のゴミ」の種類とその対処法をいくつか紹介します。 ■感情からくる「頭のゴミ」 人間は感情から強い支配を受けていると苫米地さんはいいます。 感情的にな