2015-01-29 無機質な地方がまた悲劇を生んだ また、である。 宮城県の女子大学生が知人の老婆を殺害した事件。彼女のツイッターのアカウントはいまでも残っており、殺害願望がひたすら書き連ねられている。 「人を殺してみたかった」という動機による未成年の殺人事件は近年度々発生している。2000年に同じ愛知県で起きた豊川主婦殺人事件、2007年の会津若松母親殺害事件、昨年長崎県の佐世保で起きた同級生殺害事件だってそうだ。同じ佐世保では2004年にも似た事件が起きている。 みな地方都市なのだ。 愛知の女子大生はいまでこそ名古屋と言う3大都市に住んでいるものの、宮城県で育ったそうだ。国道沿いにはチェーン店がきっとたくさん並んでいることだろう。 ファスト風土化する地方都市の最大の問題は、想像力のないまま育ってしまうことにある。 買い物をする時は親に連れられて車に乗ってドア・ツー・ドアである。国道の