中国、遼寧省でこれまで考えられてきた哺乳類の歴史を大きく塗り替える化石が発見された。「陸氏神獣(Shenshou lui)」、「玲瓏仙獣(Xianshou linglong)」、そして「宋氏仙獣(Xianshou songae)」と名付けられたリスの先祖であると思われる、3種の化石が発見されたことで、これまで1億6000万年前頃と考えられていた哺乳類の誕生が、実は2億年以上も前であることがわかったという。 これらの生物は同じ祖先から進化し、後にかものはしのようなふ卵性の単孔類やオポッサムのような有袋類、そして人間やくじらのような胎盤をもつ動物へと進化していったと、科学者たちは考えている。 すでに絶滅してしまっているハラミヤ目は哺乳類なのかそうではないのか、長い間議論になってきた。今まで、このハラミヤ目は完全な骨の状態で見つかることがなかったため、科学者たちもその正体がよくわかっていなかった