人口増加に伴う食糧危機が叫ばれる中、虫は健康的なタンパク源として注目を集めている。また、現在すでに食文化として特定の虫を食べる習慣のある地域もある。 だが、タンパク源として虫を食べることにまだ抵抗のある人も多いのは事実である。米食品医薬品局(FDA)は、一部のダニやウジのような虫は食用として安全だとして規制を緩め、ある程度受け入れることを決定したそうだ。アメリカでは、食虫の習慣のない一般の人たちでも、知らず知らずのうちに毎年およそ450グラムほどの虫を口にしているという。 ここでは、どんな食品や野菜にどんな虫が潜んでいるのかを見ていくことにしよう。 1. アザミウマ(缶詰、冷凍野菜など) この画像を大きなサイズで見る 羽をもつごくごく小さな寄生虫で、缶詰や冷凍のアスパラガス、冷凍ブロッコリ、冷凍芽キャベツなどにいる。 2. アブラムシ(冷凍野菜) この画像を大きなサイズで見る 花を枯らせて