中川 雅之 日本経済新聞記者 2006年日本経済新聞社に入社。「消費産業部」で流通・サービス業の取材に携わる。12年から日経BPの日経ビジネス編集部に出向。15年4月から日本経済新聞企業報道部。 この著者の記事を見る
「売れる商品」を探すのは危険 「これからの時代、売れる商品はなんでしょう?」 時々、そういう質問をされることがあります。 そういう質問があると、ボクはこう答えます。 「売れる商品は、ありません」 そもそもあなたがまだ「売れる商品はなんだろう?」と、必死に探していたとしたら、これからの時代、あなたの商売が繁盛したり、成功したりする確率は、限りなくゼロに近い。 かなり危険です。 今の時代、売れる商品なんていうのは、存在しないと思ったほうがいい。 一時期ブームになった「食べるラー油」なんかも、すぐに類似品が出てみんなが売りはじめました。 あっという間に個性がなくなってしまい、すぐにブームは去り、売れなくなってしまいます。 モノが世の中のすみずみまで行き渡って、人口が減少傾向になると、モノは売れなくなります。 世の中にモノやサービス、お店はあふれ、ライバルとの差別化も難しくなっています。 ますます
発売日よりも前に商品を購入することを、フライングゲット、略してフラゲなどと言います。先日、ネット通販大手のAmazonがCDやDVDの対象予約商品を発売日よりも前に配達する「発売日前日お届け」サービスをスタートしたことが話題になりました。CDなどについては発売日というのは比較的緩く、発売日の1日前を店頭に到着して並ぶ日ということで店頭日なんて呼ぶ言い方もあります。 一方でゲームに関して言うと、基本的に発売日を守って店頭に並ぶのが普通ですし、業界内でも発売日を守らないお店はルールを守っていないお店、ということになっています。しかし、Amazonの「発売日前日お届け」サービスなどが注目されると、ゲームだって発売日前でも売ってくれればいいのに、と思うお客さんもいるかもしれません。ここでふと考えてみると、なんで発売日に商品を発売するのか、という当たり前の話は、あまりに当たり前すぎて説明する機会が無
コンビニ大手の1店あたりの売り上げに差が出ている 【古谷祐伸】堅調といわれるコンビニエンスストア業界。ただ、1店あたりの売り上げをみると、大手5社で「実力差」が広がってきている。今後の出店で明暗が分かれそうだ。 ファミリーマートが11日発表した2012年8月中間決算はチェーン国内全店の売上高が8037億円、営業利益が259億円で、いずれも過去最高だった。 ただ、1店あたりの1日平均売上高(日販)は53.6万円で前年同期より1千円減った。記者会見した上田準二社長は「(都市部より売り上げの少ない)地方出店を優先した。下期は都市部で増やす」と述べ、日販を増やす立地計画を進めていく考えを示した。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こちら 関連記事〈ロイター〉ファミリーマート上期は
2012年09月01日 8月末6万冊の約束期限に対し姑息な手段に出た楽天kobo Tweet 9月1日0時現在においても楽天koboトップページには高らかに次の目標が掲げられている。 また、三木谷社長の発言も今一度引用しよう。 出版社との契約自体は終わっているが、出版社にチェックしてもらう作業が終わっていない。待ちがあるという状況だ。7月中には3万点をそろえられるし、8月末には6万点、今年末に20万点までいく。 当面のペースとしては、1日1000点ずつ増やす。コンテンツもマンガに限らず、テキストのものを増やしていく。 コボの出足は大成功、ネガティブな口コミは誤情報だから消し、内容を吟味して再掲載する――楽天・三木谷浩史社長 前回エントリ『7月中に3万点の約束もやっぱり反故にした楽天kobo』において楽天koboの口約束について糾弾しつつも、今後の挽回に期待を表明した。いよいよ8月末というマ
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