英健康保護局(Health Protection Agency、HPA)が公開した新型コロナウイルス「NCoV-EMC」の顕微鏡写真(撮影日不明)。(c)AFP/BRITISH HEALTH PROTECTION AGENCY 【6月8日 AFP】世界保健機関(World Health Organization、WHO)は7日、サウジアラビアで中東呼吸器症候群(Middle East Respiratory Syndrome、MERS)を発症していた男性1人が死亡し、この病気による世界全体の死者は31人になったと発表した。 新たに死亡したのは同国東部アフサー(Al-Ahsaa)に住む83歳の男性で、先月27日に中東呼吸器症候群を発症し、同月31日に亡くなったという。今年4月には、同じ地域の医療機関で、中東呼吸器症候群の原因となるマーズコロナウイルスの集団感染が発生している。 WHOによると