今、大手一般企業がこぞって自社オリジナルの“萌え”キャラクターを世に送り出し、その運用を試みている。当媒体でも度々取り上げている日本マイクロソフトをはじめ、お堅いイメージのある大企業が、サブカル層へ歩み寄る動きを活発化させているのだ。 サブカル層にアプローチし、萌えキャラを運用していく過程において、やはり無視できないのは年2回開催される日本最大のオタクの祭典・コミックマーケット(通称:コミケ)だろう。これまでコミケの企業ブースに出展するのは多くがアニメ関連企業だった。しかし近年は前述の日本マイクロソフトなど業界外の企業の出展が相次いでいる。前回のコミックマーケット85(C85)では日本マイクロソフト、GMOインターネットなどIT企業4社が連携し、アピールを行ったことも記憶に新しい。 彼らはいったいどんな狙いからサブカル層へのアプローチを行い、コミケという特殊なイベントへの出展を決めたのか─
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